本田健『ユダヤ人大富豪の教え』から学ぶ幸せな成功者になる方法


本田健さんの著書『ユダヤ人大富豪の教え』は、2003年に出版されて以降、200万部以上の売り上げを記録し、いまも多くの読者に支持されているロングセラーです。

副題に「幸せな成功者になるための17つの秘訣」と付されている通り、単に経済的に成功するだけでなく、「幸せな成功者」になるための秘訣が説かれています。「お金の話なのに泣ける」がこの本のキャッチフレーズ。

ここでは、この『ユダヤ人大富豪の教え』の重要エッセンスを抽出しつつ、幸せな成功者になるためのポイントを浮き彫りにしてみたいと思います。

本田健『ユダヤ人大富豪の教え』から学ぶ幸せな成功者になる方法

 

幸せな成功者になるための大前提


『ユダヤ人大富豪の教え』には、幸せな成功者になるための17の秘訣が説かれてるのですが、その具体的な秘訣の前に大前提となるポイントが説かれています。

  • 財産を築くことを成功とするならば、ただ成功するだけでは本当の幸せな成功者にはなれない
  • 幸せに成功するには、自分らしい人生に集中することが重要
  • お金持ちになって何を実現したいのかが極めて重要
  • 単にお金の力だけを手に入れても、それではパワーゲームにはまって無限地獄に陥ってしまう
  • お金のもつパワーに翻弄されないように、冷静に周りを見て判断することが必要

「成功をうまく忘れることができた人間だけが、幸せに成功できるんだよ。社会的尊敬や力、愛情、友情を成功やお金に求めた人間は不幸になってしまう」
日本語にも「足るを知る」という言葉がありますね。お金の本質を見極め、それを手に入れる自分なりの目的を明確にし、何が起きても感情的にならず淡々としている。

幸せに成功する、というのはそんな姿勢の延長にあるようです。

 

第一の秘訣 ー 社会の成り立ちを知る


生き方にはいろいろあるけれど、それを2つに分類すれば自由人と不自由人に分かれるとしています。それにお金のあるなしの要素が加わり、お金のある自由人、お金のない自由人、お金のある不自由人、お金のない不自由人の4タイプに分類されます。
そして、

  • 幸せな成功者とはお金のある自由人のことを指す
  • 本来は、それぞれの構造の間には大きな壁がある
  • 大方の人はその壁に気づかない
  • 今いるところで頑張れば別の次元に進めると信じて頑張ってもボロボロになるだけ
  • 多くはお金のあるなしに関わらず不自由人になってしまっているために幸せな成功者への道に近づけない
  • 社会の根本的な構造に気づき、自ら真剣に人生を変えようと決めるまでは何も変わらない

というように、幸せな成功者の説明をしています。

 

第二の秘訣 ー 自分を知り大好きなことをやる


幸せな成功者になるための秘訣は、自分の大好きなことを仕事にすることと言っています。

これは難問ですね。

まず、自分の大好きなことがよくわからないという人が極めて多いと思いますし、それがわかったとしても実際に仕事にするにはどうすれば良いのかも検討がつきません。

『ユダヤ人大富豪の教え』は、その自分の大好きなものを見つけるための時間を作ってゆっくりとリハビリすれば、必ず好きなことは見つかると言っています。そして、その自分探しの旅で注意することは、まずは心のあり方を変える必要があると言います。それは、今やっていることが何であれ、それを全力で愛すること。それを続けているうちに、自ずと次々に面白い出会いやチャンスがとめぐり合うことができるのだそうです。

 

第三の秘訣 ー ものや人を見る目を養い、直観力を高める

幸せに成功するために必要なことは、物事の流れを読む力であり、鋭い洞察力であると言っています。そして頭で考えることよりも、直感で感じる部分の方が正しい判断ができると説いています。

 

第四の秘訣 ー 思考と感情の力を知る

人生は、思考と行動がすべてを作り出している。そして、その大元の力となるのが感情である、と説明されています。つまり、思考と感情がすべての人生のコントロールを奪うほどの力を持っていることを知る必要がある。そして、最終的には自分の人生を信じることができる人だけが幸せな成功者になれると語られています。

 

第五の秘訣 ー セールスの達人になる


仕事をしてお金を稼ぐということは、モノやサービスを提供することで他人から感謝され喜ばれることの代償として金銭を支払われる、ということを指しています。したがって、その本質部分が欠けていては何の意味もないということですね。

そして、ここにセールスの成功五原則が記されています。

・絶対に売ると決める

・信頼される人柄となる

・イメージを描けるように話し、感情に訴える

・商品に完全な知識を持つ

・契約のテクニックを持つ

 

第六の秘訣 ー スピーチの天才になる

成功への近道は、コミュニケーションの能力を鍛えることだと言っています。そして、コミュニケーションの鍵となるのは感情であると述べられています。

普段から使う言葉にも意識を向け、決してネガティブな言葉を使うべきではないという趣旨のことも語られています。

 

第七の秘訣 ー 人脈を使いこなす

ここでは、大きな成功をつかむためには他人を味方につけることが絶対に必要だ、ということが語られています。

幸せな成功者になるためには、他人を味方につけ、他人から応援されることによって加速すること。極めて判りやすいポイントかと思います。

 

第八の秘訣 ー お金の法則を学ぶ


お金との付き合い方には二種類あって、一つはお金の主人になること、もう一方はお金の奴隷になること。その中間はなく、幸せな成功者になるためには、当然ながらお金の主人にならなければならないと言っています。

そうなるためには、お金の五原則を習得しなければならないとしています。

・たくさん稼ぐ

・賢く使う

・がっちり守る

・投資する

・分かち合う

ここで、まずはたくさん稼ぐというところからスタートしなければならないわけですが、必ずしも最初から大きなお金を稼ぐ必要はありません。ある程度の稼ぎができたところで、賢く使うこととがっちり守ることで、シナジーを産み出しながら、さらにたくさん稼ぐようになって行く、と説明されています。

 

第九の秘訣 ー 自分のビジネスを持つ

幸せな成功者になる、つまり経済的自由と時間的自由の両方を実現するには、人に使われているようではダメです。何かしらの事業なり不動産なり、自分が収益装置としての資産を持たない限りは、これを手に入れることができないのは理にかなっているところですね。

『ユダヤ人大富豪の教え』では、その所有するビジネスを「人がお金を払っても良いと思えるくらい価値のあるモノやサービスを提供すること」と定義しています。そのアプローチとしては以下の五原則に言及しています。

・好きなことを見つける

・成功するために必要なことを全て学ぶ

・小さくスタートして短期で大きくしない

・儲かる仕組みを作る

・自分がいなくても回るシステム作り

 

第十の秘訣 ー アラジンの魔法のランプの使い方をマスターする

アラジンの魔法のランプとは、欲しいものをすべて手に入れるためのものの比喩です。『ユダヤ人大富豪の教え』は、それを手に入れることが可能だと言っています。そのためには、まず自分が何が欲しいのかを分析するところから始まり、そして自分の目標を具体的かつ明確にすることが重要であるとしています。

その上で、以下のような目標設定成功五原則を実践すべき、と語られます。

・ワクワクするような目標設定

・目標の細分化と行動プラン化

・目標達成時のご褒美と未達成の時の罰の用意

・目標を達成した時のイメージを楽しむ

・具体的な行動

 

第十一の秘訣 ー 多くの人に気持ち良く助けてもらう

一人で成功を手に入れた人はいません。すなわち、他の人の応援や手伝いがあって初めて成功を手に入れることができます。そして、その人数が多ければ多いほど、成功の大きさも比例して大きくなるわけですね。

たとえ自分で完結できることでも、できるだけ多くの人を巻き込むようにすれば、感謝されつつ他の人に喜びを与えることができ、ゆくゆくは自分の味方を増やしていくことになると『ユダヤ人大富豪の教え』は言っています。

 

第十二の秘訣 ー パートナーシップの力を知る


複数の人が同じ目標で進む状態をマスター・マインドと言いますが、これが奇跡を生み、多くの成功者は、このマスター・マインドをうまく利用していると言います。そして、その最小単位は夫婦であると。

理想的なパートナーシップを築くための五原則が以下のように説明されています。

・問題があればその場ですぐに話し合って解決する

・何かを決めるときはすべての人の100%の納得で判断

・お互いの存在を自分の人生での奇跡とする

・自分の幸せに責任を持つ

・夫婦は運命共同体と考える

 

第十三の秘訣 ー ミリオネア・メンタリティを身につける

『ユダヤ人大富豪の教え』は、富を築きたいのであれば、富を築いた状態をイメージすることが一番大切だと説いています。これを実践する人はあまり多くないため、その根本部分が欠けていると言っています。まずは、セルフイメージを高める、それを高くするほど、成功、富をが引き寄せやすくなると説明しています。

 

第十四の秘訣 ー 勇気を持って決断し情熱的に行動する

人生は本来、判断、行動の連続ですね。その中で、多くの判断すべきタイミングにおいて積極的に決断することが極めて重要だと言っています。具体的には、

・どんなことでも意図的に決める

・人生の価値観のプライオリティをはっきり決めておく

・すぐに決まらない時は、その時が来るまで待つ

・決断には失敗がないことを理解する

・決断したことは断固たる態度で前進する

 

第十五の秘訣 ー 失敗とうまく付き合う


新たな挑戦に失敗はつきものですし、それ恐れていては何も進めることができません。では、何をもって失敗とするか、と自分なりに定義づけることは非常に価値のあることです。

『ユダヤ人大富豪の教え』では、「失敗とは諦めてしまった時にのみ起きる現実である」と定義づけています。つまり、一つのつまづきがあっても、それは次のステップの過程であり学びであると捉えれば、本質的に人生には失敗はないとも言えるわけですね。

 

第十六の秘訣 ー 夢を見る

成功のためには、夢を見ることが重要だと『ユダヤ人大富豪の教え』は語っています。これが成功への一番のモチベーションになり、人生は夢を持ち続けることで自ずと変わってくるものなのだと。

 

第十七の秘訣 ー 人生がもたらす全てを受け入れる


良いことも良くないことも、事実として現実的に起きていることだけの意味しかなく、それをどう捉え感じるかはすべて受ける人間次第なのだということ。つまり、一見最悪と思えることでも見方を変えればそれが最高の次のステップへのきっかけにもなりうるし、逆に非常にうまく行ったと思えることでもそれが別の側面を知ってみたらとても良くない状況が判明した、ということもしばしば起きます。

まずは、身の回りに起きるすべてのことを、ありのままに受け入れる。そして自分にとっての解釈を後で検討するようにすれば、自分にとっては良いことしか起きない人生を手に入れることができるわけですね。

 

まとめ

「本田健『ユダヤ人大富豪の教え』から学ぶ幸せな成功者になる方法」、いかがでしたでしょうか。

17にも及ぶ教えがあり、ところどころ「言うは易し」と思えなくもない部分もありますが、少し俯瞰的な視点に立って各々を吟味してみると、非常に本質をついた含蓄のある内容になっていると思います。幸せな成功者になるための重要なエッセンスを掴んでいただくことができれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。