あらためて「成功」を考えてみる

あらためて「成功」を考えてみる

大きな目標や夢を持ち、成功の日々へと邁進している方へ

最初は闇雲に憧れていた夢や目標や成功も、「幸せ」という要素が正比例していない成功者がいることに気付き始めると、自身の夢にはしっかり「幸せ」を正比例させたいという思いを抱きますよね。

ここでは、幸せな成功へ向かう読者様の参考になるよう、あらためて「成功」とは何かを考えてみたいと思います。

あらためて「成功」を考えてみる

 

1・「成功」とは?

「成功」という言葉があります。この何やらフワッとしながらも、キラキラしたような羨望を感じる響き。とても魅力的です。

ただ一方で、それを強要するような形で使われることもあり、うっすらと怪しい香りもしたりします。

そこで、普段、当然のように使われているこの「成功」というワードを少し考察をしてみましょう。

もう何年も前から、

  • 「成功するための~」
  • 「成功者に共通の~」
  • 「~の成功哲学」

と銘打った書籍が書店に並び、今やネット上でもそのようなコンセプトのサイトを多く見かけますが、そもそも「成功」って何でしたっけ? 一般的に、ただ「成功」とだけ言うと、単に「大きなお金を掴む」ことと同義に使われることが多いように思えます。果たして、そういうことだったでしょうか?

誰もが目標とするのが当然として、「成功」という言葉を用いて商売に引っ張りこむ手法も散見されます。ただ漠然としたイメージだけで情報に翻弄されないように、じっくりと考察してみることには価値があるように思われます。

そして、実際の「成功者」と言われる国内外の人物にも焦点を当てながら、リアルな「成功」の実態の追究を試みたいと思います。

 


 

2・「成功」という言葉の意味の確認

まず「成功」という言葉の定義を確認してみたいと思います。

ネット上の国語辞書で調べてみると、

デジタル大辞泉では

  1. 物事を目的どおりに成し遂げること。「失敗は成功の母」「新規事業が成功をおさめる」「実験に成功する」
  2. 物事をうまく成し遂げて、社会的地位や名声などを得ること。「写真家として成功する」

大辞林では、

  1. 仕事・計画などがうまくいくこと。目的を達成すること。 ↔ 失敗「実験が−する」
  2. 相当な地位や財産を得ること。 「実業界で−する」 「 −者」
  3. 功を積むこと。年功

これらを総合的に解釈すると、言葉の定義としては成功には二つの異なる意味があることが分かります。

  • 目標を立てクリアできることが「成功」
  • できないことが対義語である「失敗」

これは、分かりやすいですね。

受験や研究者の実験、会社の売り上げ目標の達成など、具体的なハードルを設定して、それを超えられるかどうかという課題なので、非常に明確。そして、結果も白黒ハッキリします。

そしてもう一方の意味は何かしらの行為の結果として

  • 社会的地位
  • 名声
  • 相当の財産

これらを手に入れることが、成功とされています。

すなわち、ただ単に「成功者」という場合は、一般にはこちらを指しているようですね。ただ、辞書の文句では非常にシンプルに表現されていますが、実はかなり曖昧です。

「物事をうまく成し遂げて」というフレーズは、何となくイメージは湧きますが、かなり具体性に欠けます。

また、「社会的地位や相当の財産」の、社会的地位とはどの程度なのか。また、相当な財産の相当とは一体いくらなのか、これまた抽象的です。

しかも、社会的地位も財産も時間によって変動するという側面もあります。

 


 

3・自分なりの「成功」を定義する

一般に言われる「成功」の言葉が指すところは掴めました。そしてそれが実は非常に曖昧であることも同時に理解できました。

結局、「成功」とは、多くの場合、その言葉を使う人が、個人のバランス感覚や価値観において、各々のイメージで使っているということが分かります。

したがって、ここで肝心なことは、自分自身にとっての成功とは何かを一人一人が考えて、自分なりの定義と基準を持つべきだということです。

そうでないと、他人やマスコミという外部判断によって作られた勝手な「成功イメージ」によって良いように煽られ、貴重な時間や財産を無駄に費消してしまったり、「そうしないと!」というような脅迫感に苛まれることになりかねません。

物理的には、「人生」とは生きている時間、すなわち生涯を終えるまでの時間のことですね。

時間は、万人にとって唯一と言っても過言ではない平等な資産です。その資産を投じ、何を享受することが自分にとっての「成功」なのか。

いま一度、検討してみることはご自身の「人生の成功者」となるために極めて有用と思われます。

 


 

4・スティーブ・ジョブスの最後の言葉

アップル社の創業者であり、マッキントッシュコンピュータの開発者、そしてiPhoneを開発したスティーブ・ジョブスが「大成功者」であることは、世界の誰もが認めるところでしょう。

実際に、彼は何度も世界を仰天させるほどの技術開発を成し遂げ、世界を席巻するほどの社会的地位に着き、巨万の富を築きました。これだけも、多くの人から見ればすでにお腹いっぱいな気持ちになるくらいの「成功」を収めた人です。

では、本人の意識はどうだったのでしょうか?

2011年に彼はガンで亡くなりましたが、死の直前に遺した彼の言葉は、非常に示唆に富んでいます。

「私は、ビジネスの世界で成功の頂点に君臨した。他の人の目には、私の人生は、成功の典型的な縮図に見えるだろう。しかし、いま思えば仕事を除くと喜びの少ない人生だった」

これはかなり衝撃的です。

さらに、

「私があの世に持っていけるものは、愛情に溢れたポジティブな思い出だけだ。これこそが本当の豊かさであり、あなたとずっと一緒にいてくれるもの、あなたに力を与えてくれるもの、あなたの道を照らしてくれるものだ」

と語ります。彼の言葉からは、「成功」とは他人の価値基準や評価はなく、主体的なものなのだという主張が伺えます。

自分に決めた「成功」を実現できたなら、誰がなんと言おうとそれは「成功」なんだと。そして、それに向かって楽しく時間を過ごすべきなのだ。

スティーブ・ジョブスはそんなことを訴えているように思えます。

 


 

5・おわりに

今回は、言葉の定義から「成功」を考察してみました。

借り物ではない、他人との比較ではないオリジナルの「成功」を見つけ、それをクリアした人。もしかしたら、それに向かって生きている人こそ、真の「人生の成功者」なのかもしれません。

以上、「 あらためて「成功」を考えてみる 」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。