GOLDDUSTをご覧のみなさま
謹んで初春のお慶びを申し上げます
みなさまにとって、2016年が最良の一年になりますように、心よりお祈り申し上げます。
今回は、今年の干支である「申(サル)」について少し触れてまいりたいと思います。
楽しんでいただければ幸いです。
謹賀新年
1.なぜ「猿」ではなく「申」なのか?
十二支の9番目の干支である「申」。
私たちが一般的に使っているサルは「猿」という字です。
なぜ、十二支では「申」という文字を使用するのでしょうか?
実は、「申」は「猿」とは全く無関係だったのです!!
では、なぜ「申」にサルを関連付けるに至ったのでしょう?
有力な説としては、干支の十二支を広く庶民にも理解してもらうにあたり、昔は字を読めない人も多かったため、わかりやすくするために、「申」という文字に動物のサルを割り当てたと言われています。
そして、本来「申」は「しん」と読むのです。
2.「申」という漢字の意味するもの
「申」という漢字は、「雷」の原字で、元々「稲妻(いなずま)」を表した象形文字です。
稲妻(いなずま)は、屈折しながら、あちこちの方向に走ることから、「申」は「伸びる」という意味や「申す」という意味に派生していきました。
また、雷はその昔、神が鳴らすものとされ「神鳴り」とも書かれていました。かみなりの語源でもあり、「申」の字に示偏(しめすへん)をつけると「神」となり、うまく関連付けられていることがわかります。
3.干支の役割
もともと、干支の十二支というのは、紀元前1400年ころ、昔の中国で作られたのが元になっています。人々が月日や時間、方位を把握するために利用され、カレンダーのような役割を果たしていました。
十二支の概念は、日本に西暦550~600年ころ伝えられ、以降、江戸時代に庶民の間に広く知られるようになりました。
また、干支は農業用語としても大きな役割を果たしており、農作物を育てる際の季節や天候の目安として、干支の十二支を暦として利用していたのです。
それは、農作物の成長の過程を12段階で表す意味をもっていました。
9番目の干支である「申」には、伸びる、「陰気が伸び老いて成熟する」という意味があり、実がなって成熟してく様を表しているのです。
4.2016年はこんな年
「申」という文字がもつ「伸びる」「陰気が伸び老いて成熟する」という意味から、今年はこれまで日の目を見なかったことが形となって現れて来る年、これまでの頑張りが形になっていく年だと言えるのではないでしょうか。
また、「さる」という語感より「病や厄が去る」年とされており、2016年は希望に満ちた前向きな一年になるように感じられます。
そして、「申年に赤い下着を贈ると病が治る」「申年に贈られた下着を身に着けると元気になる」という言い伝えが今でも信じられています。
みなさまも、大切な人に赤い下着を贈ってみてはいかがでしょうか?
あとがき
ここまでの長文をお読み下さり、ありがとうございます。
2016年も始まったばかりです。
冒頭でも申し上げましたが、みなさまにとって最良の一年になりますよう、そして「申年」の意味する「成長し、実りに向かう」充実した年になるよう、願っております!
今年も、何卒「GOLDDUST」をご愛顧ください。
以上、
「謹賀新年」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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