生きることや働くことに、いま以上の意味と役割を持たせたいとお考えの方へ
ただお金を稼ぐだけの単調な仕事ではなく、もっと心から笑顔になれる生きがいを仕事にしていきたいですよね。
そこで本記事は人生の仕事における
- ライスワーク
- ライクワーク
- ライフワーク
- ライトワーク
- ラストワーク
これら5つの概念について考えてみることで、より幸せに満ちあふれた人生を叶える方法をお伝えします。
人生を美しく、幸せに満ちあふれたものにする働き方5つの「ライ◯ワーク」
ライスワーク:食べるために働く
ライスワークとは、ライス、お米を食べるためのワーク、仕事。
一言で言えば…
“食べていくために必要なお金を稼ぐための仕事” です。
生きていくために必要なお金とは、衣食住を含む、生命を維持するために必要なお金です。
衣食住を満たすだけであれば、この国や現代社会では、多くの場合、実現可能です。
それが少し困難な人が周りにいれば、助けてあげることもできるほどに現代は豊かだと考える人もいるでしょう。
もしあなたが、ライスワーク以外に仕事をまだ持っていないのなら、現時点では、仕事の善悪の区別や判断よりも、
今、あなた自身が生きることが最も尊いことであり大切なことです。
ライスワークの段階で、人生観や人生哲学を熱く語ったり、善悪の概念を必要以上にもつ必要はありません。このステージではまだ、良し悪しは別として、あなたが生きることが最優先で、食べることが重要なのです。
世界を見渡してみると、生きるためにしているワークの多様性は、生涯かけて旅をしても洞察することは不可能なほどに広く、国、地域、環境、あまりにも多様性に満ちています。
自給自足を実現している人々は、日本国内にも僅かながらいます。そのような方々は貨幣よりもコミュニティの調和を重んじ、ライスワークに励んでいます。
しかし、都会ではなかなか自給自足というわけにはいきませんよね。
そもそも、ライスワークに必要な貨幣的価値を労働として換算すると、我々はどのくらい働く必要があるのでしょうか?
- 服を買うお金
- 食べるお金
- 家に住むお金
ここまでは俗にいう衣食住ですが、その他にも
- 病気から体を守り癒すお金
- 国民として国に払う税金
が生きていく上では必要になります。
人間が生きていく上で最低限必要なお金は年齢で変わります。
大雑把に考えて必要な金額は、いくらだと思いますか?
「年齢額」という考え方があります。
- 20歳なら20万円
- 30歳なら30万円
- 40歳なら40万円
月に平均して、これだけの金額が必要みたいです。実際に、社会の給与システムもこれに近いものだったりします。
ライスワークに必要なことは
仕事お内容の善悪よりあなたが生き抜くこと。
この段階では、まずあなたが生き抜くことが大切なのです。
本当は5つのライ◯ワークすべてにおいて善を語りたいくらいなのですが、それは机上の空論。矛盾しているようですが、現実を考えれば、ライスワークではまだ善悪を語る段階ではないと思っています。
どうか、なんとか働いて、生きていてくださいね。
ライクワーク:大好きなことを、趣味として極めていく
ライクワーク、人には誰しも好きなことや、それをするのが楽しくてたまらないこと、趣味嗜好があるはずです。
一言で言えば…
“趣味をベースにした仕事と活動” です。
趣味を匠と呼ばれる域まで突き詰めた先にあるものが、ライクワークです。
もし、”趣味なんか全くないよ”とおっしゃる方がいれば、時間はかかっても探して見つけてください。
趣味であれば、「私は、俺は、こんなことが好き」と誰かに表明しなくてもいいですし、ましてや理解や共感などされなくてもいいのです。自分一人でもやっていて楽しくて、うれしくて、夢中になれるものであって、それはきっときっと、いつか何か見つかるはずです。
もしかしたら、趣味とは「やりたいこと」ではなくて…
「やらずにはいられないこと」なのかもしれませんね。
趣味は時間を忘れるほど楽しいことで、あなたが夢中に、真剣に、無邪気な笑顔になれるものです。
やがて「なんだかんだ多角的にスキルも上がって、“これはもしかしたら仕事にできるのでは?”」という段階がやってきます。
しかし、趣味というのは本来、その人の純粋な楽しみでもありました。その純粋な楽しみを労働に変えていく作業には、お金を生むといううれしい側面もありますが、同時に責任という苦しみもついてきます。
人は心の奥底で、趣味を仕事にすることは、人生の楽しみの一部を奪うことでもあると気づくのです。ゆえにライクワークには進まず、趣味のままにしておくという選択肢もあり、ここで自分の想いとしっかり向き合うことも大切です。
そのうえで、もし責任を背負って仕事にしようと考えるのであれば、それは趣味が次の段階に達したとも言えるかもしれません。
たとえ純粋な楽しみを奪われるようと、それを匠と呼ばれる域まで極め、研究し、深め、向上させる。そんな真剣な探究心があれば、趣味を仕事にしたことによって生じる矛盾や乖離さえも、乗り越えられるかもしれません。
ライクワークを成功させる秘訣は以下です。
- 長期にわたり、継続して努力をすること
- 失敗をたくさん重ねること
- 楽しみ方を何通りも研究すること
- インターネットを使い、低リスクで商売を始めること
- 友達には無料で提供すること
- 宣伝費用は口コミを中心にすること
- 市場規模マーケティングなどは勉強しないこと
- 多様性のニーズをグローバル視点で勉強すること
- 商品の品質に命をかけること
趣味を仕事にした先のライクワーク。
それには、日々の努力の積み重ねがなによりも大事です。
あなたはあなたの素晴らしい趣味に共感してくれる人が増え、口コミが自然と生まれるまで、努力して信じて疑わないことが大切です。
もちろん趣味が仕事になるまで、ライスワークもしっかり続ける必要もあります。ライスワークが生んだ生きるためのお金があって初めて、現在の趣味は生まれています。ライスワークを軽蔑せず、むしろそれに感謝して、ライクワークをすべてとすることなく、順序と原理に従って動かなくてはいけません。
1の次は2です。
そしてもしかすると、ライクワークが、ライスワークの収入を大きく上回るかもしれません。
その時から人々はあなたのことを「プロ」や「専門家」などと呼ぶかもしれません。
つまり、裏を返せば、もう趣味ではだめだということです。この意味が分かりますか?
- 子供が好きで幼稚園に勤めた→子供に嫌われて中傷され傷つく
- 料理が好きで料理人になった→食中毒で多くの人を苦しめた、営業停止になったり酷評される
- 音楽が好きで情熱をもって曲を書いた→リスナーに「USENって本当にうざいよね」と一蹴されてる
趣味を匠の域にまで磨き上げた先、どんな誹謗中傷を受けても、ただ唯一の救いとなることは、「もともとそれが純粋に好きだった」という変わらぬ原理と真理です。もともと趣味だったことを仕事にすることは、かなり辛いことでもあり、ハッキリ言って傷つくことも少なくありません。
これまで無邪気に愛していたことを、もう趣味とは言ってはいられないし、プロとしての責任を背負っていくのです。
そうした日々を経て、やがて、
自分の趣味が人の役に立ち感謝される、という感動と出会うのです。
ライフワーク:ニーズを受け入れることで、生きる意味を見出す
ライフワークってなんでしょう?
ひとことで言えば、
生涯、一生続けられるお仕事です。
ライクワークとは自我が形成される過程で、あなた自身で選んだ好きな趣味が職業につながったものですが、ライフワークはあなたでなく、あなたの周りの人々が、あなたに求めるものです。利他的に実現可能で、あなたに対して求められているニーズそのもので、周りの人々があなた以上にあなたの価値に気づき、あなたに求めるお仕事です。
つまり、無理なく一生続けられる可能性が飛躍的に高まるのです。
例えば困ったことがあって、あなたに助けてほしいという連絡がきたとします。それは一体どんな連絡でしょうか? 5人くらいでも構いません。あなたが周りの人に求められることはないでしょうか。
人から求められる仕事には、あなたのエゴは反映されません。だからこそ、「これは一生続けていくことができるかもしれない」という確信にもつながりやすくなります。
例えば、ギターが趣味でプロのギタリストにはなったけれど、実際に周囲に求められることはギターのチューニングや修理ばまり。そして、手間暇かけてメンテナンスしたギターが、他の誰かに自分よりも圧倒的にすばらしい演奏で奏でられて、より多くの人の耳に届く。そのとき、自分に求められていること、貢献できること、すべてが明確になり、そこに生きる意味を純粋に見いだせるようになります。葛藤と喜びの狭間に貢献を見つけるのです。
一生続けていくことができる仕事、このライフワークをあなたは見出せていますか?
もちろんこの段階に到達するまでには、ライスワーク、ライクワークを感謝と共に通過しなければなりません。
そして、ライフワークを叶えたあなたに人生最大の苦しみは訪れます。
ライトワーク:人のために尽くすことへの目覚め
ライトワークってなんでしょうか?
筆者は、頭の上に光輪があるような、天使のような、自分を犠牲にしてでも他人に尽くし、苦しい仕事に従事している人たちのことかなと思います。
ライトワーカーとは、金銭的な利益を一切求めず、奉仕して貢献する仕事です。
- 見返りを求めない
- 金銭を一切要求しない(絶対に受け取らない)
- 自分が貢献することで、まわりに笑顔が生まれればいいと考える
ライス、ライク、ライフを十分に満たして、しっかり自立し、研究を続け、本当に人々の役に立つレベルまで修練をした先にライトワークがあります。
- 真のライトワーカーとは、喜びを活動の源泉にしており、利益を求めず無条件で奉仕します
- 自称ライトワーカーは、活動の源泉が闇で、利益の追究に終始お忙しい方々です
ライトワーカーとは、自分を犠牲にしてまで人のために尽くせる人間のことを言います。それは通常、愛に満たされているからできることなのです。
しかも限定的な愛ではありません。
真のライトワーカーは、分け隔てなく誰に対しても奉仕し貢献して、愛を与えるだけではありません。
既に愛されている、様々な愛の形を、分け隔てなく受け入れる勇氣のある人のことでもあるのです。
すべての愛を拒まず、満たされないエゴも見苦しいと憎悪せず、ただ、これまで培ってきた生き方を利他的に届けることがライトワークです。
ラストワーク:人生は自然に終わる
ラストワークとはなんでしょうか?
ひとことで言えば死です。
そして死生観なのですが、
死とはこの人生を完成させる美学です。
100%の確率で、人はいつか死にます。
人生の最後がいつ来るかなんて分かる人はいませんが、エンディングって美しくありたいものですよね。
- 何をして、死んでいきますか?
- 生きているうちに、死ぬ前に最後にやり遂げたいことは何ですか?
あなたの人生がより、素晴らしく喜びあるものとして謳歌されていくことを心より願っています。
あとがき
ここまでの長文をお読み下さりありがとうございます。
以上、「人生を美しく、幸せに満ちあふれたものにする働き方5つの「ライ◯ワーク」」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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