最高のスーツを身にまとい、最高の人と会い、最高の体験をしたい方へ
社会人のたしなみであり勝負服でもあるスーツ、その着こなしを極めてみたいですよね。
本記事は、男性のスイッチを「オン」にする最高峰のスーツをご紹介します。
世界最高峰のスーツ4選
1.ブリオーニ(Brioni)
- 生産国:イタリア
- 価格帯:50万円〜
「ブリオーニ」は、世界で最も多くの選ばれし人々が着ているとされる、世界最高峰のスーツブランドです。
威厳のあるシルエット、「第二の肌」と称される柔らかい着心地、シーンを選ばないベーシックなラインナップが特徴で、世界の著名人から愛されています。
有名な映画「007」の主人公ジェームス・ボンドは生粋の英国紳士ですが、彼が着用しているのがこのブリオーニなのです。
既製服もオーダーメイドと同じ工程で作られていて、着心地はまるでニットを着ているかのように軽いにも関わらず、その見た目には威厳があり、ブリティッシュスーツのような端正さを持っているのが魅力です。
2.キートン(Kiton)
- 生産国:イタリア
- 価格帯:50万円〜
先述の「ブリオーニ」と双璧を成す至高のブランドが、この「キートン」です。
イタリアのナポリ生まれで、既製ブランドの最高峰の一角として知られています。最高の素材と最高の技術を融合させたクラシコイタリアを代表する高級ブランドで、軽やかな見た目と着心地、独特の色っぽさが特徴です。
素材には、高級なカシミア、シルク、リネンなどが使用されており、一着に何十時間も掛けて作られるスーツは、ブリオーニよりもさらに手がかかっているとも言われます。
着ている人が疲れないことや動きが軽やかであること、それでいて美しくエレガントであることを目指して作られた仕立てを「ナポリ仕立て」と呼ぶのですが、このキートンはインターナショナルなブランドなので、典型的なナポリ仕立てではありません。
それでいて、ナポリらしいリラックスした着心地を体験できるスーツなのです。
3.サヴィルロウ(Savile Row)
- 生産国:イギリス
- 価格帯:40万円~
「サヴィル・ロウ(Savile Row)」は実はブランドではなく、ロンドン中心部のメイフェアにあるショッピング・ストリートの地名です。オーダーメイドの名門紳士服店が集中していることで有名で、日本の「背広(セビロ)」はこのサヴィル・ロウが語源となっていることでも知られています。
この地域は、王室御用達のプライドをかけて伝統を頑に守る、スーツの聖地とも言える特殊な場所なのです。
ここに軒を連ねる名店には、マイケル・ジャクソンに愛用されていたテーラーや、ウィル・スミス、サミュエル・L・ジャクソン、ラッセル・クロウ、キアヌ・リーヴス、ミック・ジャガーを顧客として抱える店舗、王室御用達のお店が存在し、格式高いスーツを生み出し続けているのです。
先述の「007」のジェームス・ボンドは、サヴィル・ロウのスーツを着ているという設定になっていました。
残念ながら日本で作ることはできませんが、いつかはイギリスを訪れ、満足のいく逸品を作ってもらいたいものです。
4.フランチェスコ スマルト(Francesco SMALTO)
- 生産国:フランス
- 価格帯:89万円〜
フランチェスコ スマルトは、1962年にフランスのパリで、高級テーラーとして誕生。現在は、オーダーメードと既製服の二つの部門があります。パリのテーラーの特徴ともいえるブロックパターン製法により、合理的で革新的なスーツ作りでも知られています。かつて日本人初のチーフカッターとして、鈴木健次郎氏が働いたことで日本でも知られています。
「007」の初期の衣装を手がけ、各国の大統領やヨーロッパ、アラブ、アフリカの国王など、世界的VIPを顧客に持つフランスの最高峰ブランドです。
また、2013年から2016年まで4シーズン、フランス代表チームのオフィシャルサプライヤーを務めていたことでも有名です。
上記価格帯は現地での購入価格で、日本で注文、購入すると倍近くかかってしまうそうです。
フランスへ行く機会に、注文・購入した方が良いかもしれませんね。
最後に…
ここまでの長文をお読み下さり、ありがとうございます。
今回は極上のスーツの紹介をさせていただきました。私自身があまりスーツを必要とする仕事ではないため、着る機会は少ないのですが、それでもスーツを身にまとうと、何とも言えない高揚感に包まれ気が引き締まる感覚になります。
私自身の感想としては、スーツの名門ブランドはイタリアに多いのですが、極上のスーツを作れるのであれば「サヴィル・ロウ」でお願いしたいと感じました。
余談ですが、どのブランドもジェームス・ボンドと縁があり、少し笑ってしまいました。これを機に映画「007」を観てみようと思います。
以上、
「世界最高峰のスーツ4選」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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