冬に食べたい! 幻の高級魚クエの魅力3点

クエ
日本において、高級魚といえば「フグ」「タイ」「ヒラメ」などが有名ですね。
近年では、生息数の激減によって「ウナギ」も高級魚の仲間入りをしたと言えます。
一般的にはあまり出回っていないため、知名度は高くないものの「クエ」という素晴らしい高級魚がいるのはご存知でしょうか?
ここでは、幻の魚と呼ばれるクエをご紹介します。

冬に食べたい! 幻の高級魚クエの魅力3点

 

1.クエという魚

クエという魚
クエは、スズキ目ハタ科に属する海水魚で、漢字で『九絵』『垢穢』と表記されることもあります。
大きさは、成魚で全長1mほど、体重30〜50kgに達することもあり、非常に大型の肉食魚なのです。
九州地方では、『アラ』とも呼ばれています。
「アラ鍋」というと、魚のアラを使った安価な鍋と思ってしまいそうですが、全くの別物です。

そして少々変わった漢字表記の所以ですが、

九絵

“クエの体の縞模様(しまもよう)が生きている間に九回変化するから”とか、”体の模様が何枚かの絵が重なっているように見えるから”という理由で、『九絵』という字が用いられるようになりました。
補足ですが、この体の縞模様は成魚になると薄くなり、ほとんどわからなくなります。

垢穢

一方、『垢穢』とは「垢(あか)で穢(けが)れている」という意味の言葉です。
クエの色があまりキレイとは言えず、まるで垢で汚れているかのように見えることから、このように呼ばれていました。
『九絵』に比べると、少々ひどい言われようですね。。。

クエは元々臆病な性格の上に、1〜2週間に1度しかエサを食べないということもあって漁獲量が少なく、市場に出回ることが少ないために、幻の高級魚と呼ばれてきました。

クエは他の高級魚に比べて、私たちの目に触れる機会が格段に少ない魚なのです。

 

2.価格

価格
さて、気になるクエの値段ですが、1匹約30kgのもので30万円はすると言われています。
切り身として販売される場合は、100gで3000円は下りません。
鍋用の350g(1〜2人前)で、10,000円前後が目安となっています。
さらに部位によっても値段が変わってくるので、中トロ、大トロともなるとさらに3,000〜5,000円ほど上乗せされます。

インターネットでも販売しているところがあるので、ぜひお確かめください。

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3.どんな味?

味
クエは白身魚なのですが、その味は白身とは思えないような脂ののりで、なおかつ、まったくしつこさがない絶妙な味です。
クエは身の部分が美味しいのは当たり前ですが、他の部位も捨てるところがありません。
内臓や軟骨までもが、旨味のかたまりなのです。アラについているゼラチン質も、これまた絶品。
こういった特性から、鍋との相性は抜群です。

刺身の場合、薄造りでいただくケースが多いようです。
身は透き通るような白身で、プリプリとした弾力で歯ごたえがあります。お刺身にすることで、素材の持つ心地よい食感と上品な脂、そして甘味と旨みが口の中にしっかりと、そして繊細に広がるのです。

クエは『垢穢』と揶揄されるほど、見た目がキレイではなく、少々グロテスクではありますが、脂ののりや繊細な味は、フグと比較されるほどなのです。

 

あとがき

いかがでしたか?
クエは1年中獲れる魚ですが、脂ののった11〜3月が旬と言えるでしょう。
以前は、この魚は養殖は困難だと言われてきました。
臆病な性格で、餌を食べるペースも非常に遅く、さらには成長速度も遅いので、とことん養殖向きではありません。ですが、近年その養殖も可能になってきており、以前よりは入手しやすくなりそうです。

何か、ちょっとした特別なおめでたい日に、クエを食してみるのはいかがでしょうか?

以上、
「冬に食べたい! 幻の高級魚クエの魅力3点」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。