8年でベンチャーを上場させた熊谷正寿氏の名言5つ

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ベンチャー企業をわずか8年で上場させた実業家、熊谷正寿氏。氏は明確な夢を持ち、それを行動計画に落とし込んで実行するというシンプルな方法で成功しました。そんな熊谷氏の名言5つを厳選してご紹介します。

8年でベンチャーを上場させた熊谷正寿氏の名言5つ

 

1.会社の存在意義を語る

熊谷正寿氏は相手の笑顔を考えて行動する人物ですが、それは仕事においても同様です。インターネット事業でナンバーワンになるという熊谷氏の目標を聞くと、商売至上主義かと思ってしまいますが、次の2つのことをおっしゃっています。
「会社は、仲間・株主・お客様、関わるすべての方が幸せになる道具です。バロメーターは『笑顔』です」
「我々の活動はインターネットを豊かに楽しくし、新たなインターネットの文化・産業とお客様の『笑顔』『感動』を創造し、社会と人々に貢献する」

熊谷氏は会社という枠組みよりも、その組織を構成する仲間や、出資してくれる株主やサービスを利用するお客様の幸せの方を重視しています。

キーワードは「笑顔」と「感動」。評論家のような立場の人が、会社は道具だというのなら分かりますが、現場の経営者からは、なかなか聞けない言葉です。

この2つの言葉には、熊谷氏の「人が大事」という基本理念がよく表れています。会社の発展のために人がいるのではなく、人の幸せのために会社があるというスタンスは、熊谷氏のGMOグループ(以下GMO)が多方面から支持を受けていることの一因でしょう。

 


 

2.「S・K・K・R精神を徹底する」

熊谷氏は「S・K・K・R精神を徹底する」ことを奨励しています。S・K・K・R精神とは、以下の4つの精神です。

  • 積極的(S) 前向きに
  • 協力的(K) 仲間で
  • 肯定的(K) できるから入る
  • 楽観的(R) 全てを良い方向に考える(プラス思考)

これはGMOの「スピリットベンチャー宣言」という社訓に記載されている言葉で、熊谷氏がご自分の行動規範としていることでもあります。

「S・K・K・R精神を大切にする」ではなく「徹底する」という表現になっているのは、すでにこの精神を素地に持っている上に、いっそう強く意識しましょうと呼びかけているのです。

GMOでは、グループ・スピリットを共有できる人財のみで会社を組織すると宣言しています。同じ目標を目指して同じ方向を向いて業務に当たることを非常に重要視しているのです。

なぜならば、全グループの全社員が同じ方向を向いて業務に当たると、物事がスピーディーに運ぶからです。このスピード感が、他社との差別化要因になっていると熊谷氏はいいます。

 


 

3.茹で蛙を防止する

「競合は毎日チェックしよう。差別化攻撃を仕掛けられたら、即日ミートし撃破しよう。
ミートとは、競合のスペック・価格より、少しでも優位にした商品を提供すること。
すぐに提供できない場合、期限を明確にした提供予告を発表しよう。”茹で蛙”防止!」

”茹で蛙”とは、茹で蛙現象、または茹で蛙の法則ともいわれ、以下の表のような意味です。

 

蛙を茹でる方法 結果
蛙をいきなり熱湯に入れる 驚いて熱湯から飛んで出ていく
蛙を水に入れ、弱火でゆっくりと温める 熱くなったことに気付かず、茹であがってしまう

 

これは、ビジネスにおける市場の変化が急激な場合は、即対応しようという機運が高まりますが、売上が少しずつ減少していくような場合には、手遅れになるまで変化に気付くことができないという例えです。

ある会社で大当たりした事業があれば、柳の下の二匹目のドジョウを狙う別の会社が出てくるのが普通です。それでも、一般的な会社は即日ミートまではしないでしょう。GMOならではのスピード対応といえます。業界ナンバーワンに君臨し続ける裏には、このような営業努力があるのです。

 


 

4.夢を手帳に書き込んで図にまとめる

「私は21歳のときに夢ややりたいことをすべて手帳に書き込み、その後15年の人生年表を作成し、それに沿って人生を邁進することに決めました。そのために、情報整理術を身に付けることを決意し、実行してきました。その成果がGMOインターネットグループです」

これは、熊谷氏が自分の成功の理由を聞かれた時に、いつも語られることです。GMOは、熊谷氏が自分の夢をリストアップしたところから始まりました。

熊谷氏が他の人と違うところは、リストアップした夢を整理し、世界中の成功理論を研究し尽くして「人生ピラミッド」という図にまとめたことです。

「人生ピラミッド」は、健康、教養・知識、心・精神の3つを基礎とし、社会・仕事、プライベート・家庭の2つにおいてその3つを実現し、経済・モノ・お金という結果を生み出すという考え方を、ピラミッド型の図にしたものです。

熊谷氏はさらにこの「人生ピラミッド」を行動計画に落とし込んだ「未来年表」を作りました。これは例えば、教養・知識のカテゴリの究極の目標は外国人との交流、今のレベルはTOEIC(コミュニケーション英語能力を測る世界共通のテスト)300点、をれを将来は900点に。そのためには23歳で350点にするといった計画表です。

この計画表を毎日コツコツと実行していった熊谷氏の意志の強さは賞賛に値しますが、やはり「千里の道も一歩から」といわれるように、どんなに大きな成功も最初の一歩を踏み出すところから始まるのでしょう。

 


 

5.幸せになろう、成功しよう

この言葉はGMOの社訓ともいえる「スピリットベンチャー宣言」の「夢」、「ビジョン」、「フィロソフィー」、「経営マインド」という4つの要素のうち「夢」の要素に記載されています。

熊谷氏が手帳にリストアップした夢は、数百にも及ぶものでした。それを整理していく過程で見つけた、氏の一生涯のキーワードが、この「幸せ」と「成功」です。

熊谷氏は「幸せ」を「心が穏やかであったり、満足感を得ている状態のこと」、「成功」を「物質的に余裕があること。精神的に豊かな人間になること。そして、社会に貢献するものを生み出せる人間になること」と定義付けています。

熊谷正寿氏のスピリットは、「幸せ」と「成功」の上に形成されているのです。

 

まとめ

8年でベンチャーを上場させたインターネット実業家、熊谷正寿氏の5つの名言

  1. 会社の存在意義を知る
  2. 「S・K・K・R精神を徹底する」
  3. 茹で蛙を防止する
  4. 夢を手帳に書き込む
  5. 幸せになろう、成功しよう

熊谷正寿氏は「ブレのない人」と言われます。夢を実現した素晴らしい実行力もさることながら、夢への確固たる信念は、周囲の人々の共感と信頼を勝ち得ています。そうして熊谷氏の夢はGMO全グループの夢となり、氏は多くの仲間や賛同者とともに、さらなる夢の実現に向けて邁進しています。

熊谷正寿氏の名言に、ヒントは見つかりましたか?
以上、『8年でベンチャーを上場させた熊谷正寿氏の名言5つ』でした。

・営業情報館:http://eigyou.jyouhoukan.net/column/business_kaeru.htm
・GMO INTERNET GROUP:http://www.gmo.jp/company-profile/concept/sv/
・All About:http://allabout.co.jp/gm/gc/291291/4/
・ベンチャー通信Online:http://www.v-tsushin.jp/search/details/000223/02.html