江戸時代から伝わる健康10訓

健康な体をキープしたい、または手に入れたくて昔から伝わる由緒ある健康法に興味がある方へ
昔ながらに伝わる由緒正しい健康法を実践することで病気知らずの強靭な体を手に入れたいですよね
本記事では江戸時代から伝わる素晴らしい健康10訓をお届けいたします

江戸時代から伝わる健康10訓

 

その1・少肉多菜
(しょうにくたさい)

肉を少なく、野菜を多く食べましょう。
お肉はタンパク質が豊富なので、ある程度は必要ですが食べ過ぎには注意が必要です。というのも、お肉は野菜と違って食物繊維が含まれておりません。
そのため、食べすぎると便秘になったり、ガスが臭くなってしまったりと腸内環境を荒らしてしまいます。
決してお肉を食べるなと言う訳では無く、健康に生きるためには野菜も一緒にたっぷり食べましょう。
ステーキや焼肉を食べる時に野菜を食べることをおろそかにしてしまいがちです。お肉を食べる時はベジタブルファーストとまでいきませんが、生野菜のサラダや温野菜を食べて食物繊維をしっかり摂ることを意識しましょう。

その2・少塩多酢
(しょうえんたさく)

塩類を少なく、酢を多く摂りましょう。
ある程度の塩分を摂取することは人間が生きていく上で必要ですが、何でもそうですが過剰摂取は健康に良くありません。慎む気持ちを持ちましょう。
そして、できるだけ食事に酢を取り入れましょう。何となく知っている酢が健康に良いことは知っていると思いますが、実際に酢には沢山の効果があります。

  • 便秘解消・・・腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす効果があります。
  • ダイエット・・・酢に含まれる酢酸によってエネルギー燃焼効果があります。
  • 疲労回復・・・酢酸の効果で体の疲れを取り除いてくれます。
  • 口臭予防・・・消化器官の雑菌の繁殖を抑えてくれる働きがあります。
  • 食欲増進・・・胃液の分泌を促して、消化酵素の働きを高めてくれる働きがあります。
  • カルシウムの吸収を促進・・・カルシウムの吸収を促進させるビタミンCやビタミンEを効率的に摂取できるようサポートしてくれています。
  • 二日酔い防止・・・酢には肝臓の働きを活発にさせる働きがあり、代謝機能を促進させてくれるのです。

酢には、沢山の体に良い効果を発揮してくれます。小鉢の酢の物や酢もずくなどは積極的に食べるようにしましょう。

その3・少糖多果
(しょうとうたか)

砂糖を少なく、果物は多く食べましょう。
当たり前ですが、砂糖がたっぷり使われたクッキーやケーキを沢山食べれば太りますし、健康に良くありません。
砂糖はタバコやアルコールよりも依存性が高いと言われており、時折甘いものが無性に欲しくなるのは脳が砂糖を欲している依存の一種だと言われています。
「和菓子なら油が使われていないからヘルシーでしょ!」と思われている方も多くいますが、あんこや練り切りには相当な量の砂糖が使われています。
時々、自分へのご褒美として食べるのであれば健康上問題ないですが、普段から頻繁に食べるのであれば健康に生きたいのであればあまりオススメできません。
では甘いものが欲しくなったら、どうすれば良いのか?10訓の教えの通り、果物を食べるようにすれば良いのです。
そこでもできれば、季節の果物を食べることをおすすめします。季節に合った旬の果物は、値段がお手頃な上、旬だからこそより甘みが一層増しており美味しいです。
また、果物は栄養も豊富なので健康を意識する方には、是非朝食やデザートとして食べていただきたいですね。

その4・少食多噛
(しょうしょくたぎょう)

少なく食べて、よく噛みましょう。
大食いは体に良くないことは皆さんご存知かと思います。大食いすると、胃に負担がかかり消化不良を起こし、胃にダメージを与えるだけでなく、吸収しきれなかった栄養は体の脂肪となり蓄積してしまいます。
それでは健康体とは、かけ離れてしまいますよね。ですから、ご飯を食べる時はなるべく沢山噛みましょう。最低でも30回噛むと良いでしょう。
よく噛むことは、

  • 食べ物を味わい感謝する気持ち
  • 脳の満腹中枢を刺激し満腹状態に導いてくれる作用
  • 胃の消化吸収をスムーズにしてくれる働き

などがあります。
腹八分という言葉があるように、体が本当に欲しい量を食べるようにしましょう。

その5・少衣多浴
(しょういたよく)

なるべく薄着しよくお風呂に入りましょう。
健康な人は、血の巡りが良いため薄着で生活している人が多いです。一方、不健康な人は年中冷え性の場合が多く、厚着をしがちです。
厚着は体の体温を保温するために必要な行為ではありますが、自身の体温が高ければ厚着をする必要は無くなります。また、薄着は健康に良いだけでなく、環境保全の観点からも良いですよね。
薄着で生活できるようになるためには、運動ももちろん大事ですがお風呂に入って血流を良くしましょう。特に暑くなる季節こそ、湯船に浸かることをおろそかにしがちですが、暑い日こそ入浴して代謝を高め、体を清潔に保つことを心がけると良いです。

その6・少車多走
(しょうしゃたそう)

車に乗らず、よく歩きましょう。
この健康10訓は、江戸時代の俳人が書いたと言われていますが、江戸時代から車を使わず足で歩けと言っているのは現代でも変わりありませんね。
そのぐらい健康を手に入れるには、また保つには、歩くことが重要だということがわかります。
地下鉄や車といったどうしても楽な交通手段に頼りがちですが、できるだけ歩きましょう。歩くことは、骨に振動を与えることであり、骨に振動を与えることは骨を強くする働きがあるのです。
骨を強くしたい、元気な足腰を保ちたいと思っている方は、よく歩きましょう。通勤通学時に、最寄り駅の一駅手前で降りて歩くだけでも良いのです。エスカレーターを階段に変えるだけでも良いのです。普段の生活で自分の足を使わずして頼りがちな行動を今一度見直してみてはいかがでしょうか。

その7・小憂多眠
(しょうゆうたみん)

くよくよせず、よく眠りましょう。
辛くて悲しい出来事があると気持ちが落ち込んでしまいますよね。そういう時ほど、日中ずーっと悩んでしまい、くよくよとしてしまいがちです。
ですが、辛い時はくよくよしていたって何も良いことはありません。辛くて悲しい出来事があった日は、すぐ眠りましょう。沢山眠ると、案外悩んでいたことがそれほどまでに大したことは無かったことに気付いたり、吹っ切れたりするものです。
寝ることは元気の源作りに欠かせません。元気がない日は一刻でも早く、元気を取り戻すために沢山寝てくださいね。

その8・少憤多笑
(しょうふんたしょう)

あまり怒らず、よく笑いましょう。
人は感情の生き物です。喜怒哀楽という言葉があるように、時には怒ることもあるでしょう。ですが、常日頃怒ってばかりいる人はどうでしょう?もしかしたら、本当は怒る必要がない場合もあるかもしれません。
人は怒ってばかりいると、人相が悪くなってしまうのはもちろん、怒っている本人が自己嫌悪の気持ちでいっぱいになってくるはずです。怒りん坊の人で「なんで自分がここまで怒らないといけないの?」と心の内で思ってしまうのであれば、今一度ご自身に問いかけてみてください。
怒ることは、相手に心的ストレスを与えるだけでなく、自身の心身のエネルギーを大量に消耗してしまう行為です。怒りん坊の人は、人が近寄りづらくなってしまう原因にもなります。
ですから、なるべく笑いましょう。日々笑顔で過ごすと、怒ってばかりいた時の雷が轟くような心とは打って変わって、晴れ渡った綺麗な空や太陽を心に感じることができるはずです。
長寿の健康法に「よく笑う」という言葉を聞いたことがある方もいると思います。実際に、笑うことでNK細胞という免疫細胞を増やし、毎日生成されるガン細胞をやっつけてくれる作用があると言われています。また、笑うとドーパミンが出て幸福感を与えてくれる働きもあります。
免疫細胞やドーパミンを増やすのは、作り笑いでも作ることができます。いきなり笑うのは難しいと思う方は、最初は作り笑いでも構いません。作り笑いも続けていくことで本当の笑いに変わっていきます。
沢山笑って、健康を手に入れましょう。

その9・少言多行
(しょうげんたぎょう)

おしゃべりを謹んで、多くを実行しましょう。
有言実行ということわざがありますが、果たして本当にできている人はこの世にどれだけいるのでしょうか。かく言う筆者も自信がありません・・・。
目標を口に出すことは、自分との約束であり、他人との約束を守ることです。実際に目標を達成すれば、自分との約束を守り、周りから熱い信頼を得ることができるでしょう。
ですが、目標を達成できなければ、期待してくれていた周りの期待を裏切ることになり、また自分に対しても自己嫌悪の気持ちになってしまいます。
本当に実行する人は、口に出さずコツコツ実行しています。そして、周りが期待していた以上の働きをしている場合が多くあります。まずは、おしゃべりを謹んで、自分の心の中で約束を作り、実行しましょう。
そうして得た周りからの信頼は揺るぎないものになるでしょう。

その10・少欲多施
(しょうよくたし)

欲望をひかえ、施しを多くしましょう。
「自分のやりたいことを全て抑制して、全てのお金を生活が困難な人へのボランティア資金に充て、慈善活動を行いましょう!」ということでは決してありません。
欲張りをするなということです。昔の時代と近代を比較するのであれば、今の時代はハイテクになり、機械が家事をこなしてくれ、物は溢れ、衣食住全てにおいて自分たちで好きなものを選べる時代になりました。
全てが選べる時代になったからこそ、欲張りをせず慎む気持ちを持つことが人間として生きる上で必要な時代になったと思います。
例えば、地球という大きい枠組みで考えてみてください。人間が自分たちの生きていきやすいように地球のあらゆるところをハイテク化したことで、オゾン層の破壊、地球温暖化、排気ガスによる空気汚染、人間の乱獲によって絶滅危惧種となった動物など様々な悪影響を与えてしまっています。
普段の生活という小さい枠組みでも同じことが言えます。誰かが欲張りをすることで、どこかで誰かが犠牲になっているのです。スーパーの買い物戦争でも、通勤電車の席の譲り合いでも、どこにいても思いやりや慎む気持ちの欠如が誰かを悲しませています。
健康に生きることは、幸せに生きること同等と言えるでしょう。自分の欲望を控えるだけで幸せが生まれる数が増えるといっても過言ではありません。
善なる行動で健康を手に入れましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した10訓は、「言われてみれば・・・。」と思う言葉ばかりでありませんか?
確かに、昔の日本人の生き方は肥満や高脂血症などの病気になる要素が少なかったように思います。
最近流行りの食事ダイエットやジュースでデトックスなどするのも良いですが、自身の体に食べ物を足したり、抜いたりするのではなく、慎ましい生き方を心がけることが最大の健康法だと思います。
健康に、日々笑顔で幸せに生活ができるように、古の10訓が皆様の参考になれば幸いです。
以上、「 江戸時代から伝わる健康10訓 」でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。