【耳_みみ】という漢字のある ことわざ14選

【耳_みみ】という漢字のある ことわざ14選

耳は左右でその働きが違う、という研究結果があるそうです。右耳は言葉を強調して脳へと伝達し、左耳は音楽を同様に伝達するのだとか。しかし、先代の知恵がつまったことわざはどちらの耳から聞いても効果的。今回は【耳_みみ】にまつわることわざ7選。さっそく、耳の穴をかっぽじって見ていきましょう。

 

【耳_みみ】という漢字のある ことわざ14選

 

1.石に耳あり
(いしにみみあり)

【意味】秘密にしたいことは、どんなに注意していてももれてしまうものだ
こそこそと内緒話をして、「これは誰にも言わないで!」なんて約束をしても、横にころがっている石にはちゃんと耳があります。いつどこで、誰がどんな風に聞いているのかわかりません。秘密はバレるもの。でも、それは耳のある石の仕業ではなく、とても近くにいる仲間の仕業がほとんどです。(体験談・・・。)

 

2.後ろの目 壁の耳
(うしろのめかべのみみ)

【意味】自分の知らないうちに、悪事がばれてしまうこと
悪事がバレないようにするためには、罪悪感を捨て、すべてを隠してしまわないようにすることがポイントだそうですよ。でも、自分の背中をじっと見つめてくる目やそば耳を立てて聞いている壁を欺くことはできないものです。

 

3.聞かずの横耳
(きかずのよこみみ)

【意味】自分に不利なことは聞こえないが、利益になることならよく聞こえる
特にインターネットの世界では強烈なバッシング大会が日夜繰り返されています。根も葉もない噂や、とばっちりの風評被害に悩まされている方も多くいらっしゃることでしょう。聞かずの横耳を上手に使って、自分にとってプラスなニュースを聞くように耳を躾けたいものです。

 

4.馬の耳に東風が吹く
(うまのみみにこちがふく)

【意味】人の意見や批判などを全て聞き流してしまって、一向に気にしない
馬は時速50キロ前後で走ると言われています。車と同じくらいのスピードですね。
自分にとっての”にんじん”をぶらさげて、ただただひたむきに走り続けることは時に大切かもしれません。しかし視野を狭めてしまうことは時に危険です。有益な意見や批判には耳を傾けたいですね。

 

5.老いの僻耳
(おいのひがみみ)

【意味】ひがんで悪く解釈し、何でも素直に受け止められないこと
自分というものが固まってしまって、融通が利かなくなってしまう大人は大勢います。「俺はずっとこのやり方でやってきたんだ!」「わたしは恋愛には奥手のタイプだから!」などと、自分を決めつけてしまっている方もいますね。老いの僻耳は引きちぎって、新たに自分を見つめ直すことができたら、もっと楽しく生きることができるかもしれませんよ。

 

6.諫言耳に逆らう
(かんげんみみにさからう)

【意味】自分のために言ってくれる言葉は、なかなか素直に受け入れられない
諌(いさ)められると惨めな気持ちになる、という方がおられます。それは残念なことだな、と思います。様々な経験を積み、年齢を重ねる度に忠告をもらえなくなるものです。他人からの諫言(かんげん)が陰湿なひがみである場合もあるかもしれませんが、一度聞き入れる余裕を兼ね揃えるのもまた、大人の妙というやつかもしれません。

 

7.大海を耳かきで量る
(たいかいをみみかきではかる)

【意味】自分だけの狭い考えや少ない知識で、大きな問題・課題を推し量ろうとすること
同じ意味として「貝殻で海を量る」ということわざもあります。世間には色んな人がいて、色んな考え方があり、すべてを正誤で量ることはできません。正しいと思っていたことが間違いだったりもするでしょう。その逆もまたしかり、です。自分を少しへりくだり、もしかしたら小さいかもしれない自分の耳かきを見つめ直すことも時に必要です。「実は大海は小さかった!」ってことに気づいたりして・・。

 

8.大人は大耳
(たいじんはおおみみ)

【意味】特の高い立派な人は度量があり、小言や噂話を耳にとめたりはしない
言葉によって時に激しく人を傷つけたり、傷つけられたりすることが往々にして起こります。人間関係のストレスに悩まされがちな現代社会。汚い言葉で頭の中をいっぱいにしてしまうこともあるでしょう。言葉には言霊が宿っているとされ、言葉が心身に影響を与えることも少なくありません。悪口や陰口は、発した人の元へとブーメランのごとく戻っていくものです。言葉の影響力を自覚し、言葉が武器になり得るという怖さを認識したいですね。せっかく2つもある耳です。美しい言葉で、耳から心身を癒してあげたいものです。

 

9.寝耳へ小判の入りし心地
(ねみみへのこばんいりしここち)

【意味】突然降って湧いたような、思いがけない幸運
スポーツやビジネスなどの世界では、成功者の多くがどん底からの生還を果たしています。何か物事に取り組む際、諦めかけたり投げやりになることは誰にでもあるでしょう。しかし、突如キラリと輝く小判が現れて、目の前をユラユラし始めるといったことも珍しくはありません。ほら、あなたの前で小判が揺れていませんか??

 

10.耳かきで集めて熊手で掻き出す
(みみかきであつめてくまででかきだす)

【意味】少しずつコツコツと蓄えてきたものを、一度にすべて使い果たしてしまうこと
ギャンブル好きだったり浪費グセがあったり、ストレス発散のためにショッピングをするという方は大勢いらっしゃるでしょう。「宵越しの金は持たねえ!」と男気を発揮されている方もいらっしゃるでしょうか。理想では「熊手で集めて耳かきで掻き出す」というふうに、耳かきと熊手を逆にできればいいかもしれませんね。お金の使い方が雑な人は、「耳かきで集めて耳かきで掻き出

 

11.耳に入りて口に出ず
(みみにいりてくちにいず)

【意味】他人から聞いたことだけをしゃべるだけで、実行しない
知識武装は自信のなさや不安を紛れさせてくれることがあります。しかし、100の知識があっても実行しなければ、それは知識ゼロに等しいでしょう。実行しなければいけないとわかっているのになかなか実行に移せない、という悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そもそも人間とは怠惰な生き物です。なので様々な工夫をこらして、どうにか自らを行動させるように努めなければならないでしょう。

 

12.耳の楽しむ時は慎むべき
(みみのたのしむときはつつしむべき)

【意味】楽しい気分になった時こそ用心して、間違いが起こらないようにするべきだ
素直に褒めてくれているのか。それともただのお世辞なのか。その見極めはなかなか難しいですね。なのでやはり、このことわざの意味を素直に受け入れておきましょう。「かっこいい!女性にモテるでしょ?」「すごーい!昔、悪かったでしょ?」なんて言われて喜んじゃっている場合ではありません。「今日はおごってもーらおっ!」ってな思惑からのお世辞かも知れません。「少し褒めたら調子に乗っちゃってさー」なんて言われちゃわないようにしたいものです。

 

13.耳は聞き役 目は見役
(みみはききやく めはみやく)

【意味】耳は聞くためのもの、目は見るだけのもの。余計なおせっかいはしないほうがよい
人間の五感において、耳と目は非常に大きな役割を担っています。特に危険を回避し安全に行動する際、目は約70パーセント、耳は約20パーセントの役割を果たすと言われています。与えられた本来の役割を逸脱したところで、本来のパフォーマンスを発揮することはできません。餅は餅屋、といったところでしょうか。でも。でもでも。美味しそうなお肉がジュージューと焼かれている音を聞くだけで味覚を感じること、ありますよね!?

 

14.耳を掩うて金を盗む
(みみをおおうてかねをぬすむ)

【意味】悪事を働いたことを、なるべく忘れてしまおうとすること。
ご都合主義、なんていい方がありますが、それはある意味ポジティブシンキングだと捉えることもできなくはありません。人間とは忘れることができる生き物。忘れることができる、というのは立派な能力です。嫌なことは上手に忘れ、楽しく嬉しくハッピーな気持ちで思考を潤せたら、日々の暮らしがもっと輝くかもしれません。もちろん悪事に対してのご都合主義は許されませんよ。

 

まとめ

人間の耳とはとても素晴らしい機能を持っていて、聞きたくないことまでも聞こえてしまうことがあります。できれば美しいものを正しく選んで聞き、それをまた聞かせてあげられるような日常を送りたいですね。

以上、「【耳_みみ】という漢字のある ことわざ14選」でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。