涙にまつわることわざ7選!

いろいろな涙を流して前へ進みましょう!
涙目?花粉症?それとももともと泣き虫だったとか?涙の出る理由はたくさんあります。涙の出て来た理由をきちんと理解できたときに、その涙は美しいものとなり、涙をぬぐったあとの景色も美しく見えます。涙にまつわる諺(ことわざ)ご案内します。

涙にまつわることわざ7選!

 

涙にまつわることわざ7選!

ふだん厳しい人でも泣くことがあるということ。怖そうな人でも優しい心を持っているということです。たとえば高校野球の監督や、オリンピックのコーチ、あるいは職場でも「鬼」と呼ばれる指導者が少なからずおります。この方たちは、勝利するためにあえて鬼のように厳しく接しているのですが、選手や周りから見たら、「鬼」にしか見えません。そんな方々でも、どこかで涙を流すことがあるのです。それは教えた選手や部下が、大きな成功を収めたとき、あるいは家族や親しい人に不幸があったとき。そんな人間的ないちめんを見ると、安心してしまうものです。そして鬼のような上司でも「話せばわかってくれるのではないか」なんて甘い幻想をもつこともあります。くれぐれも冷静に判断しましょう。

血も涙もない

冷酷非道なこと。最近の凄惨なニュースを聞くにつけ、思い起こされる言葉です。血が流れているなら、その痛みがわかるはず。涙を流すような人間なら、人を悲しませるようなことはできないはず。お車を運転されている方はよく経験されると思いますが、譲り合うお互いの信頼関係がなければ、道路はすぐに混雑し、事故が起こってしまいます。血も涙もない人は、そんなことすら考えもしないのかもしれません。涙を流せる人間であることを誇りに思い、どんなときも相手の立場に立てる想像力を持っていたいものです。

すずめの涙

あるかないかわからないくらい小さなこと。似た言葉に「のみの小便、蚊の涙」という言葉があります。たとえば安月給をもらったときや、住宅ローンと養育費にただでさえ少ない給料のほとんどを持っていかれるサラリーマンの毎月のお小遣いをあらわすときに使います。ちなみに1960年代、駄菓子屋では「すずめの卵」というのが売られていました。本物のすずめの卵やうずらの卵よりひと回り小さいくらいの赤茶けた球形のお菓子でした。昔のことですので、どんな添加物が入っていたかわかりません。一個1円でした。チロルチョコが10円だった時代です。

鰐の空涙(わにのそらなみだ)

うそ泣きのこと。西洋において、ワニという動物は偽りの象徴とされています。なぜならとても悲しそうな顔で涙を流しながら、生きている鳥や小動物をバクバク食べるからです。ワニが涙を流すのは、悲しいとか、つらいとかまったく関係のないことなのです。水生の爬虫類であるワニは、目から涙を流すことによって体内の塩分濃度を調整しているのです。ちなみに産卵のときに涙を流すウミガメも同じ原理です。

声涙、ともに下る

ふりしぼる声といっしょに涙が流れ落ちる様を言いあらわしています。それほど悲しくてたまらないということです。弔辞を述べるときに用いられたりします。ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士が、広島大学理論物理学研究所の初代所長である三村博士の死を受けて「声涙ともに下る」と声を上げて泣いたことは有名です。

涙をふるって馬謖(ばしゅく)を斬る

秩序や規律を守るためには、どんなに愛するものであっても処罰しなければならないということ。全体の秩序を守るためには厳しい決断をしなければならない上司の心情をあらわしています。中国の三国時代の話をもとにした言葉です。諸葛孔明(しょかつこうめい)の蜀(しょく)は、馬謖(ばしゅく)という部下が命令に従わなかったために、魏(ぎ)という国との戦争に負けてしまいます。そのため諸葛孔明は、涙ながらに馬謖を処罰せざるを得なかったということです。

目に涙がなければ魂に虹は見えない(北米ミンガス族)

ポーラ・アンダーウッド著「知恵の三つ編み」という本の訳者のあとがきに紹介されていた文です。ポーラ・アンダーウッドさんは1932年アメリカ生まれ、教員相手の教育や研修コンサルタントなど幅広く活動している方です。
虹というものは、雨あがりのすっきりとした空に架かるものです。つまりそれほど魂が澄んでいるということを言い表しています。人は子供から大人になるにしたがい、比較という視点にさらされ、出し抜くためのあざとさを身に付けたり、権威に歪められた情報を刷り込まれ、戸惑い苦しみながら成長していきます。子供の頃見えていた風景が見えなくなってしまう方も少なくありません。子供の頃見えていた風景はどんなものであったか?大切にしなければならないのは何なのか?戸惑い苦しんで流した涙で、きっと目に入ったゴミは洗い流されたことでしょう。子供の頃に見えていたあの虹をもういちど探してみましょう。

あとがき

いかがでしたか?
深い悲しみをあらわす涙から、他人をあざむくための涙、厳しい決断を強いられる涙、ものの小ささを言う涙など、さまざまな涙があります。流した涙がどの涙であるかは本人にしかわからないことです。涙を流してすっきりしたら、また前へ進みましょう。
以上、「涙にまつわることわざ7選!」でした。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。