心も身体もポカポカにする冬の諺(ことわざ)7選

寒くなってくると人恋しく、そして温かいお鍋でも囲みたくなるものです。そうは言ってもカロリーが気になるし、だいいち忙しくってそんな時間も取れないという方も大勢いらっしゃるかもしれません。そんな方々へ。旬のときに旬のものを食べることの大切さをお届けします。

心も身体もポカポカにする冬の諺(ことわざ)7選

 

◆我が物と思えば軽し傘の雪

どんなに重い荷物でも、自分にとって得になると思えば苦にはならない。松尾芭蕉の一番弟子である室井其角の俳句からの引用です。惚れた弱みから、恋するがゆえのさまざまな苦難も乗り越えていくことにも使われます。実際どのくらいの重荷にまで耐えられるのでしょうか?たとえば出逢った夏にはやせていた恋人が冬に太ってしまったらどうでしょう? 地震や火事のとき、太った恋人を抱きかかえて救出することが出来るでしょうか?「心頭滅却すれば火もまた涼し」ということわざもあります。根性論に近いところもあり、ケースバイケースで用いたい諺(ことわざ)です。

◆師走女の化粧には山の神も怖がる

大忙しの12月、女性、とくに主婦の方はお掃除やら年末の清算やらてんやわんやです。おかげでお化粧もそこそこ。そんなときの顔を見たら、山の神様も驚いてしまうと言う意味。何と失礼なことわざなのでしょう。忙しそうに働く女性陣を傍観せずに、男性陣も出来ることは手伝わなければなりません。そうしなければもっと怖い顔になってしまいます。
そういえば育休と称して仕事を休み、良からぬことをした男性国会議員もいました。世の男性諸氏はくれぐれも真似をしないことをお祈りします!

◆鮟鱇(あんこう)の待ち食い

努力しないでご馳走にありつける要領の良さを言います。怠け者を皮肉って言うときもあります。しかしひたすら待つことにも努力と才能が必要です。早く泳ぐことのできない鮟鱇という魚にとっても、エサを捕獲する方法はそれしかないのですから。俗に普通・平凡と呼ばれる方々も、その水準を維持することに並々ならぬ努力を払っているのです。要領の良いと言われる方々も同様。それぞれに合った生き方があります。要領の良い怠け者の鮟鱇ですら、胃袋に収める人間は凄い生き物です。鮟鱇の肉は脂肪分が少なく低カロリーでコラーゲンたっぷり。労せずしてダイエット美容効果が見込めます。これも鮟鱇の待ち食い?

◆鴨がネギ背負って来る(かもがねぎしょってくる)

なかなか巡り合うことのないおあつらえ向きの幸運です。お人好しの方を嘲るように言うこともあります。でも直接相手の方に言うのはとても失礼です。くれぐれも声に出して言わないように、心の中でこっそり呟くだけにしましょう。
鴨肉には不飽和脂肪酸がたくさん含まれています。不飽和脂肪酸は心臓や血管の機能維持に欠かせない成分であり、コレステロールを下げる働きもあります。またレバーよりはるかに含有量の多い鉄分とビタミンAは血液生成に欠かせません。こんな美容健康におあつらえ向きのカモ肉が、血液サラサラ効果抜群のネギを背負ってくるわけですから、宝くじが当たるよりも素晴らしい幸運と思わざるを得ません。

◆冬至南瓜(とうじかぼちゃ)に年取らせるな

皮の厚い南瓜は野菜の中でも保存の効く方です。そんな南瓜の食べ頃も冬至までが精一杯、年を越したらすっかりと味が落ちてしまいます。美味しいものは美味しいうちに。美と健康の鉄則です。「冬至に南瓜を食べると一年間風邪を引かない」ということわざもあります。南瓜に多く含まれるカテロンという成分は粘膜を強くして免疫力を高める効果があります。またビタミンEが血行を良くし身体を温めてくれます。昔からの知恵というものは真実を語っており、しっかりとした根拠もあるのです。

◆堂々めぐり

せっかく夏に痩せたのに「食欲の秋」の誘いを断り切れずにリバウンド。そのうえお鍋の美味しい季節になってしまいました。アンコウ鍋にカモ鍋、そして南瓜・・・・・・。いくら低カロリーの美容健康食と言っても食べ過ぎてしまったら元の木阿弥。嗚呼、毎年の堂々めぐり!といった方もいらっしゃるかもしれません。けれども寒くなる冬は脂肪を蓄えておくことも動物としての正しいライフスタイルです。決して悪いことではありません。
堂々めぐりの元々は仏教用語です。仏像やお堂の周りを祈願や儀式のために巡り回ることから言われるようになりました。現在の意味になったのは、どうやら12月の通常国会が大きな要因になっているようです。国会議事堂に集まった議員の先生方はさまざまな案件を採決するときに、投票箱の周りをぐるぐる回ります。そして結構何も決まらないことが多くあります。そんな何も決まらない有様を皮肉ったことわざだという説もあります。そうかといって矢継ぎ早に決められていくことにも疑問が残ります。国民不在の国会、愚かな歴史を繰り返さないことを祈るのみです。こちらの堂々めぐりは容認できません。

◆女房と畳は新しいほど良い

男社会であった封建制の名残りのことわざ。今やそんなことを口走ったら逆に三下り半を突き付けられ、ツイッターで火だるまにされることでしょう。畳屋さんの奥さんだったら笑って済ませてくれるかもしれません。確かに青々とした畳の香りは気持ちの良いものです。
しかし物事というのは、何にしても時間の経過によって馴染んでいくもの。経年劣化という言葉もありますが、それはお互い様。太っても腰が曲がっても、この人!と思って一緒になった夫婦という家族。あれこれトラブルがあった過去も、振り返る時間の長さの分だけ愛着が募るもの。やがてお互いに欠かせない存在となっていきます。そんな老夫婦として晩年を過ごしたいものです。

Editor’s note

いかがでしたか?
忙しい年末をやり繰りして、冬を乗り切るために必要な「旬の食材」を中心にした諺(ことわざ)をご案内させて頂きました。食べることは生きることです。良い食材を旬のときに食べることが何よりの健康の秘訣です。そして心も身体も美しく年を重ねていきましょう!
以上、「心も身体もポカポカにする冬の諺(ことわざ)7選」でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。