昼の明るさに惑わされないための諺(ことわざ)7選

明るすぎる昼間はあらゆるものが見えて、多くの人と出会うものですから何かと頑張りすぎてしまいがちです。
頑張りすぎない人の方が、かえって成果を挙げることもあります。
一日をどのように生きるか、ステキな一日のための昼にまつわる諺(ことわざ)ご案内します。

昼の明るさに惑わされないための諺(ことわざ)7選

 

盗人の昼寝(ぬすっとのひるね)

昼寝をできる境遇にある方はそう多くはないのですが、こと泥棒さん(盗人)に限っては昼寝をしなければ、夜の泥棒稼業に差し障りがあるのです。
昼のうちにしっかり寝て夜は盗みを働く、それが泥棒稼業!昼寝という、ぐうたらで意味の無さそうなことが実は悪事への準備なのです。
実際は、このような何かを企んでいるのではないかと思われるときに警戒して用いる言葉です。
どれだけ清らかな心で過ごそうと思う一日でも、さまざまな人々と出会わなければなりません。
ときには毅然と対処し、時間をかけて柔軟に観察していくようなゆとりも必要になります。

稲荷の前の昼盗人
(いなりのまえのひるぬすびと)

図々しさの極地を言いあらわす諺です。
白昼堂々とお金を盗む人、しかも稲荷神社のさい銭箱から盗むという、神罰をも恐れない罰当たりな図々しさです。
図々しさもここまで来れば立派・・・・・・と言って良いのでしょうか?
人としてのボーダーラインを超えたようなレベルを感じます。
ハイレベルな図々しさを他の分野に生かせれば、よりよい人生になることでしょう。

脳無し犬は昼吠える

才能のないものほど大言壮語を吐いて虚勢を張るという意味の諺です。
類義語としては「空き樽は音が高い」、対義語として「能ある鷹は爪を隠す」「大賢は愚なるが如し」などがあげられます。
中には愚を承知で、押しの強さだけで生きている方もおります。

昼行燈(ひるあんどん)

ぼんやりとして役に立たない人のこと言います。
行燈とは灯りのこと、手に持ったり壁に掛けたりして足元を照らします。
昼間に灯りは必要ありませんし、役に立つこともないでしょう。
「あの人は昼行燈だ」などと嘲ってみても、しょせんは第三者としての視点です。
その人の本当のところはわからないもの、何しろ「赤穂浪士」の大石内蔵助や、かつてのテレビドラマ「必殺仕事人」の中村主水など、思いっきり「昼行燈」と呼ばれていたのですから。
彼らこそ「大賢は愚なるが如し」「脳ある鷹は爪を隠す」です。

昼耕夜誦(ちゅうこうやしょう)

昼間は耕し、夜は本を読むという昔の理想的な生活を言い表した言葉です。
実際、農業に携わっている方々は、まさにそのような日々を過ごしてらっしゃることでしょう。
他の自営業の方やサラリーマンの方も同様に、残業やお付き合いの時間をやりくりしながら、本を読んだり、セミナーに参加したりして自己啓発に努める方が大勢いらっしゃいます。
活字離れが進んだと言われて久しいのですが、インターネットの普及で情報を入手することがとても簡単になりました。
IT機器は、向学心あふれる方々にとってまたとないアイテムです。
TPOに応じた使い方をすれば、多忙な中の限られた時間を生かすことができます。
けれどもやりすぎてはいけません。
目が悪くなってしまいますから。時々はモニターから目を離して、夜空の星や遠くの山を眺めましょう。
何事もバランスが大切です。

昼想夜夢(ちゅうそうやむ)

昼間に思ったことが夜の夢にまで出てくるという意味の中国「列子」からの言葉です。
寝ても覚めても~と言った具合に使われます。
たとえば大きな仕事を任されたとき、あるいは特定の異性にぞっこんラブになってしまった時など・・・・・・。
仕事の目的が達成され、恋が成就されると夢は見なくなります。
それは現実と夢が合致したから。
精神的な部分と感覚的な部分のバランスが整った状態になるからです。
夢とは、いま目の前にある現実との、ほんの少しのギャップなのです。

◆田舎の学問より京の昼寝

田舎でどれだけ学問に打ち込んでも、都会で昼寝をしている方がずっと勉強になるという意味の諺です。
人の集まる都会には、多くの優れた人がおり、そういう人々と係わることで人間性が磨かれていきます。
最先端の技術と情報に溢れていることは言うまでもありません。
また、都会のさまざまな誘惑を振り切ることで精神も鍛えられることでしょう。
しかしながらその中で淘汰されていくのも都会の厳しさ。
現代の情報化社会においては、地球上のどこにおいても同じ情報を共有することができます。
地方には地方の特性があり、そこでしか学べないこともたくさんあります。
ぶれない探求心を持ち続けていれば、自ずと人も集まり、その道の多くの方と交わることもできるでしょう。
それぞれの求めたいことによって、生きる場所も変わってきます。
都会で昼寝をしながらも人にもまれて生きること、田舎で一意専心に打ち込む生き方、どちらを選択しても、悔いのないよう前へ進むしかありません。

Editor’s note

すっかり肩の力も抜けたのではないでしょうか?
言葉を覚えることで視野が広がり、さまざまな展開を予測することができます。
したがって頑張りすぎることなく、けれどもポイントは外さないような行動をとることができます。一日24時間、昼にしか出来ないこともあれば、夜にしか出来ないこともあります。
長い目で一日を過ごせるお手伝いが出来たとしたら幸いです。
以上、「 昼の明るさに惑わされないための諺(ことわざ)7選 」でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。