世界一高価なコーヒーは? ネコの◯◯から採れる魅惑の逸品!

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嗜好品の代表格、コーヒーが大好きで、豆や産地にもこだわりのある方へ

インスタントコーヒーから缶コーヒー、カフェで頼む本格コーヒーなど、とにかく美味しく楽しみたいですよね。

ここでは、その中でも、世界一高価なコーヒー『コピ・ルアク』について取り上げてまいります!

世界一高価なコーヒーは?ネコの◯◯から採れる魅惑の逸品!

 

1.コピ・ルアクとは?

コピ・ルアクとはスバリ、ジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことです。
「コピ」はコーヒーを指すインドネシア語、「ルアク」はマレージャコウネコの現地での呼び名で、このような愛くるしい姿をしています。


ジャコウネコは漢字で「麝香猫」と書き、麝香(じゃこう)=ムスクを連想をさせます。しかし、実際のムスクはジャコウジカから採取されるものです。
とはいえ名前に「麝香」が付くだけあって、結構なニオイを分泌させる個体も多いです。
筆者は以前、ジャコウネコ科の最大種「ビントロング」と接したことがあるのですが、ポップコーンのようなニオイが周囲に充満していました。
嫌いなニオイではないですが、人によっては抵抗があるかもしれませんね。
日本では「ハクビシン」という種類の仲間がいます。
ハクビシンは農作物を荒らしたり、天井裏に住み着いて悪臭の原因になるなど、害獣として扱われることが多いです。

2.そのお値段とお味

やはり品質によって価格に幅がありますが、100gあたり4000円から、最高級クラスになると18万円のものも存在します。
取り扱っているカフェで一杯8,000円もすることも珍しくありません。

肝心のお味の方ですが、
酸味と苦みがあって、チョコレートのようなコクと、豆の時に香った通りの後味。
鼻から抜ける香りが、本当にほのかな香水のよう。

とされています。
香水のような香りは、ジャコウネコの分泌物の働きが関係しているのでしょう。

 

3.製法

コピ・ルアクができあがるまでの過程は、

  1. コーヒーの実をジャコウネコが食べる
  2. 排泄する
  3. 拾い集める
  4. 洗浄する
  5. 乾燥&焙煎

ジャコウネコはコーヒーの実が好物で、適度に熟したコーヒーの実を食べてしまいます。
果肉の部分は消化されるのですが、コーヒーの種とそれを包む薄皮は消化されずに排泄されます。
その間、ジャコウネコの体内で消化液や酵素の影響を受け、発酵されるのです。

最近ではジャコウネコを飼育し、コーヒーを食べさせ、糞を回収するという手法がほとんどのようですが、最上のものは野性のジャコウネコが食し、森の中に落とした排泄物(豆)を拾って作る物だそうです。

そして洗浄。
当然気になるのは衛生面ですが、コーヒーの実と種(コーヒー豆)の間にはパーチメントと呼ばれる薄い皮が存在し、消化されずに種と一緒に排出されます。そのため排泄物と種が接触することはないそうです。
それでもしっかりと水で洗い、乾燥させ、軽く焙煎をすることでコピ・ルアクができあがるのです。

 

4.動画

これは、実際の排泄物の映像も映っているため、ちょっと抵抗がある人は見なくても良いかもしれません。

『動物のフンから生まれる究極のコーヒーとは?』
https://www.youtube.com/watch?v=A2VwLZ8tk0Q

 

5.コピ・ルアクの成り立ち

過去、インドネシアはオランダの植民地でした。
厳しい支配を受け、当時のインドネシア先住民は貧困に苦しめられ、平均寿命は35歳まで下がったこともあったそうです。
当時、オランダ人から持ち込まれたことにより、コーヒーの栽培が始められたのですが、インドネシア人はそのコーヒーを飲むことは許されませんでした。一方で、栽培されているコーヒーの一番良い状態の実を食べてしまうジャコウネコは、害獣として扱われていたのです。
どうしても、コーヒーを飲んでみたかった原住民の人たちは、糞の豆ならいいだろうと飲んでみたところ、美味しかったということから、この「コピ・ルアク」は生まれたのです。

 

最後に…

ここまでの長文をお読み下さり、ありがとうございます。

非常に苦しい環境の中、インドネシア人のささやかな希望と工夫の中で生まれたこの最高級コーヒー。
製造法を思い浮かべると、少々複雑な思いもよぎるかもしれませんが、人間の探究心、自然の起こす奇跡の尊さを感じつづ「コピ・ルアク」味わってみたいと思います。

以上、
世界一高価なコーヒーは? ネコの◯◯から採れる魅惑の逸品!」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。