100万円を株式運用したい方の投資・税制基礎知識5つのポイント

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株式投資が身近なものになっている昨今、興味はあるけれど、どうやって始めればよいか分からないという方もいらっしゃるでしょう。ここでは、株式投資初心者の方に、投資や税制の基礎知識をお伝えします。

100万円を株式運用したい方の投資・税制基礎知識5つのポイント

 

【1】株式の基礎知識を習得する

「株」の正式名称は「株式」です。株式とは、株式会社が市場で資金調達するために発行するものです。株式を購入すると「株主」になります。株式会社の事業資金の出資者ということです。

株式投資の取引の仕組みは、最初に投資家が証券会社に注文を出します。すると証券会社は、その注文を取り次いで証券取引所に出します。証券取引所からは、証券会社に注文の成立・不成立の報告がきます。証券会社は、その報告を投資家に伝えます。

株式を購入すると、以前は目に見える株券が株主の手元に送られてきました。けれども現在では、法改正により株券は廃止され、コンピューター上のデータとして管理されています。株主は証券会社からの定期的な取引報告書によって、自分が保有している株式について確認ができます。


 

【2】株式投資の収益の種類を知る

株式投資の収益には2種類あります。一つは株式を売却する際の「売却益」。もう一つは、半年、1年といった単位で株式を保有する際の「配当金」です。

売却益ですが、株式の売却は、その日の時価で行うことになります。株式の値段を「株価」と言い、株価は1日のうちでも常に変動し続けます。

株価の変動は簡単にいうと、その株式を売りたい人よりも買いたい人が大勢いれば価格が上がり、逆にその株式を売りたい人よりも買いたい人が少なければ価格が下がります。

また、売却する側の希望価格で買いたい人がいなかったり、逆に購入する側の希望価格で売りたい人がいなかったりすると、取引が成立しないというケースもあります。無事に取引が成立し売却できれば、その収益が売却益です。

次に配当金ですが、株式会社は、株主が株式を購入するのに支払った資金=出資金で運営されています。運営の結果、利益が出た場合には、出資金の額に比例した分配金が株主の手元に入ります。これを配当金といいます。配当金は、株式会社にどのくらいの利益が出るかによって、毎年金額が変わります。

このように、株式投資には売却益と配当金という2つの収益があります。


 

【3】100万円を運用して株式投資を始める

例えば100万円の余裕資産があったとします。この100万円を運用して株式投資をするには、何から始めればよいでしょうか。まずは、証券会社で株式投資用の口座を開設します。

次に、どの会社の株式を購入すればよいかということですが、主な分析資料としては、以下のようなものがあります。

  • 新聞
  • 雑誌
  • 会社の公式HP
  • 証券会社の公式HP

けれども、最初は何をどう見ればよいのかも分からないかもしれません。その場合は、証券会社等の公式サイト内で「はじめての株式投資」や「株式投資入門」といったタイトルで解説されているので、それをご覧になるのもよいでしょう。

初心者向けでは、もの足りない方には、もっと詳しい分析を公開してくれている証券会社もあります。また証券会社の無料のセミナーや勉強会なら、株式投資について、その場で質問することもできます。


 

【4】株式投資デビューの商品を見る

それでは、各証券会社の株式投資デビューの商品をご覧いただきたいと思います。以下の表に、証券会社別の商品の一例をまとめました。

証券会社 株式投資デビューの商品
SMBC日興証券株式会社 ・株式ミニ投資
野村證券株式会社 ・月々1万円から始める「積立投資」
・おこづかいでできる「まめ株」投資
大和証券株式会社 ・株式ミニ投資
マネックス証券株式会社 ・ワン株(単元未満株)

 

SMBC日興証券株式会社の「株式ミニ投資」は、通常1000株を最低単元として売買する株式を、100株単位で売買できるという投資の種類です。

株式などの取引が成立することを「約定」といいますが、この株式ミニ投資では、約定代金2,000円以上で、売買の委託手数料が税込756円と非常にリーズナブルです。また対象銘柄数が2300と、取り扱い範囲が広いのが特徴です。

野村證券株式会社の、月々1万円から始める「積立投資」は、株式の1銘柄を毎月1万円から1,000円単位で購入できます。金融機関口座からの自動引き落としで支払いができるので、手軽に始められそうです。

また野村證券の「まめ株」は1株から購入できるので、数千円というおこづかい程度の金額で株式投資ができます。

そのほか、大和証券株式会社の「株式ミニ投資」、ネット証券であるマネックス証券株式会社の「ワン株」など、各証券会社が初心者向けの株式投資デビュー商品を用意しているので、検討してみてください。


 

【5】株式投資の際の税制を知る

先ほど、株式投資で得た収益には、売却益と配当金の2種類があると申し上げました。このうち売却益は譲渡所得、配当金は配当所得と分類が違いますが、どちらも20.315%の税率で税金がかかります。

実は2013年までは、証券税制の優遇措置により10.147%の課税率でしたが、2014年からは20.315%にアップしています。その代わりに、2014年から「NISA(少額投資非課税制度)」が始まりました。

NISAとは、証券会社、銀行、郵便局に、1年間で100万円までの投資を非課税にする口座を開設できる制度です。複数の金融機関にNISAの口座を開くことはできません。またNISA口座を開設後4年間は、他の金融機関にNISA口座を変更することはできません。

そのほか、NISA口座にはいくつかの制約がありますが、2割超の税金に比べたら、税金ゼロは非常に魅力的です。
株式投資をお考えなら、ぜひこの税制を知っておかれるとよいでしょう。

 

まとめ

株式を100万円運用したい方の投資・税制基礎知識5つのポイント

  1. 株式の基礎知識を習得する
  2. 株式投資の収益の種類を知る
  3. 100万円を運用して株式投資を始める
  4. 株式投資デビューの商品を見る
  5. 株式投資の際の税制を知る

株式って何? どうやって始めるの? という、投資初心者の方の疑問にお答えできたでしょうか。

株式投資の具体的な商品も一例として挙げました。投資デビュー商品を拝見すると、株式投資が身近に感じられますね!
以上、『100万円を株式運用したい方の投資・税制基礎知識5つのポイント』 でした。

参考資料

・日本証券業協会
http://www.jsda.or.jp/manabu/stock/level2/stock2_01.html
・野村證券
http://www.nomura.co.jp/retail/stock/beginner_stock/
・SMBC日興証券株式会社
http://www.smbcnikko.co.jp/stock/mini/
・大和証券株式会社
http://www.daiwa.jp/products/equity/min/
・マネックス証券株式会社
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3200/wankb/index.htm