馬の種類とその特徴

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馬を愛する方へ。

特徴、種類、血統など、見分け方の知識も付けていきたいですよね。

ここでは、実はかなりたくさんの種類に分けられる馬の見分け方をエスコートいたします。

馬の種類とその特徴

 

《大まかな分け方》

馬の分類にはさまざまな方法があります。

まず動物分類学的に言えば、馬は『イエウマ』という単一種です。

あれだけ多種多様な姿形の犬が『イエイヌ』であるのと同じです。

公式な血統管理団体による純血種・半血種といった分け方もあれば、体長(胸骨端から尾の付け根の長さ)と体高(地面から背中の高さ)の比率で分ける方法もあります。

今回は日本でメジャーな軽種・中間種・重種といった分類に、ポニー・日本在来種を付け加えた5つに分け、それぞれの特徴・用途・乗り心地などをご紹介します。

ただし、乗り心地に関しましては、一流の馬ばかりに乗ってきたわけでもなく、経験頭数そのものがせいぜい30頭前後なのでご参考程度にお聞きください。

 

《軽種》

主な用途は乗馬・競馬で、軽快なスピードがウリ。

 

・サラブレッド

この種類で最も知られている馬種。

主に競馬や乗馬に使われます。

とにかく速く走ること、それのみを追求した競走馬が、生産者の手によって必死に作られています。

神と人間がコラボして生まれた最高傑作、それがサラブレッドです。

ただし、優れた個体の多くは神経質で乗り味があまりにも軽いため、不慣れな初心者が騎乗する際には穏やかで鈍めの馬を選んだ方が無難です。

彼らの脚はとても繊細なので、日々のケアには注意が必要です。

 

・アラブ

改良軽種の母体となった、いわば『始まりの軽種』。

日本ではサラブレッドとアラブの混血であるアングロアラブの方が有名です。

 

《中間種》

程よい重みがソフトな乗り味と安定感を与えてくれます。

気性は軽種よりも穏やかで、扱いやすいため馬術競技向きで、同時に軽馬車を引く頑健さも持っています。

馬体にグラマラスな色気があり、見た目的にも強烈な魅力がある馬たちです。

 

・ウェストファーレン

ドイツの馬。

オリンピックでも好成績を残し、高い評価を受ける人気の馬種です。

柔らかく力強い歩様、スピード任せではないフワリと浮き上がるようなジャンプ、本当に乗りやすい最高の馬です。

 

・クォーターホース

体高140〜160㎝と小柄ながら非常にタフな馬で、ウェスタン乗馬で好んで使われます。

登録頭数は世界最多の400万頭。

短距離特化型であり、400mまでならばサラブレッドとも勝負できます。

 

《重種》

農耕・輸送のために作られた、労働馬。

中世ヨーロッパでは甲冑を着た騎士を乗せ、戦場で活躍しました。

ヨーロッパ式甲冑を好んだ信長や高山右近が愛用した馬でもあります。

 

・ペルシュロン

フランス産。

体高160〜170㎝、体重1トン。

体格に恥じぬ力持ちで、車社会以前は農耕・軍事・輸送運搬と様々なシーンで人間のために働いてくれた功労馬。

穏やかで優しく従順であるため、時には過剰な労働を強いられてきたことでしょう。

一度実物を見たことがありますが、蹄の大きさが吉野家並盛丼と言えばサイズ感が伝わるでしょうか?

他にもブルトン・ベルジャン・グライスデールなど様々な種がいますが、いずれも古い時代から労働に従事してきた働き者です。

 

《ポニー/在来種》

体高147㎝以下の馬の総称であり、特定品種を指すものではありません。

この定義に準じるならば、日本の在来種は道産子を除いてポニーに分類されます。

穏やかな性格と愛らしい容姿が特徴で、小さな子どもが安全に恐怖感なく乗馬を楽しむために使われることも多いです。

小柄とはいえ本気で走れば40㎞近く出るので、なかなかのスピード感があります。

ママチャリでノンブレーキ坂下りをするくらいの速度と思ってください。

歩幅が狭く小刻みであるため、馬に乗り慣れているとややしんどいのも事実です。

 

・ファベラ

世界最小のポニー。

体高平均70〜78㎝、40㎝の個体も存在します。

ほとんど犬サイズといってもいいでしょう。

 

・シェトランドポニー

30歳越えも珍しくない長寿ポニー。

 

最後に…

ここまでの長文をお読み下さりありがとうございます。

馬の奥深い世界、その種類についてお伝えしました。
こんなにも多くの種類の馬がいることをご存知でしたか?
いつか、すべての種類をこの目で見てみたいものです。

以上、『馬の種類とその特徴』でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。