馬はどんな動物?

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馬に関心が湧いてきた方へ。

馬という動物のことを何となくは知ってはいるものの、なぜこんなに密接に人間と暮らしていけるのか不思議に思うこともありますよね。

ここでは、馬に関する特徴や基本的な知識を改めて身につけたいと思う方を、妖艶で美しき馬の世界へエスコートいたします。

馬はどんな動物?

 

何をもって『馬』と定義するのか

馬がどんな動物であるか、その外観を知らない人はいないでしょう。

しかし、『ポニーと馬の違いは?』と聞かれたら、あなたはどう答えますか?

大きいのが馬、小さいのがポニー?

間違ってはいません、むしろ大体あっています。

しかし、馬の両親から小さな個体が産まれることもあれば、ポニーの両親から大きな個体が産まれることもあります。

そこで、馬の定義として一定の数値が英国で定められました。

  • 馬:体高148㎝以上
  • ポニー:体高147㎝以下

非常に明確です。

人間でいうと、ちょうど小学6年生くらいの身長ですが、それより大きいか小さいかが基準になるわけですね。

馬の両親からポニーが産まれ、ポニーの両親から馬が産まれる。

何とも奇妙な話ですが、ロバが成長しても馬にならないのに対し、ポニーは発育の程度によっては、定義上

『馬』になりえるのです。

 

群で暮らす草食動物

馬の祖先は6500年前にはこの地球上に存在していました。

彼らは環境適応能力に優れ、その頃からすでに草原で群生していたと言われています。

この頃の彼らはまだ狐ほどのサイズで、若芽や草の実など柔らかな植物を食べていました。

そして約1000万年前、彼らは真の草食性としての歯の形状・高速走行を可能とする下肢骨を手に入れ、画期的な変化を迎えます。

さらに400万年前、彼らの足指は一本となり、ますます現在の馬に近づきました。

サイズや歯の形、骨格など時の流れの中でさまざまな変化を遂げながら、彼らは始まりの時から群れで生きる草食動物だったのです。

そのため馬たちの多くは肉食大型獣と比べて扱いやすく、車が普及するまでは人々の大切な移動手段として活躍しました。

 

臆病な性質

馬はその大きな身体に似合わずとても繊細で、時に臆病ですらある生き物です。

乗馬クラブの馬場で人を乗せていても、どこかで耳慣れぬ音ががすれば大きな耳をアンテナのように動かし、すぐさま警戒態勢に入ります。

神経質な個体にいたっては、大きな音がすると同時に乗り手の指示を無視して猛ダッシュです。

怖いことがあったらとりあえず爆走。

これは鋭い爪や牙を持たぬ草食獣が生き延びるために身につけた本能です。

何があったか確認している暇があるならば、1秒でも早く1mでも遠くに逃げなければいけません。

もともと群れで暮らしていたため、一頭が走り始めるとその場の馬すべてがつられて走り出すのも特徴です。

 

人と馬の関わり

日本における人と馬との関わりは弥生時代末期からと考えられています。

海外においては紀元前3500年頃の中央アジアで家畜化されました。

いずれも用途は軍事・輸送・農耕が主であり、特に軍事において馬はなくてはならないものとなります。

車輪から刃物を突出させ敵陣に攻め込む戦車部隊は、西洋や中国の主力部隊となるほど強力でした。

日本においても、信長による鉄砲隊の本格導入までは、武田騎馬隊最強伝説が謳われていました。

車社会の現代では、馬は主に競馬やスポーツといった人間の娯楽に付き合ってくれています。

ちなみに、馬は道路交通法上軽車両と見なされるため、一般道の走行が可能です。

ただし高速道路に入ってはいけません。

 

細分化した馬の種類

その昔、日本には在来種と呼ばれる木曽馬や道産子、御崎馬など小柄な馬たちだけが存在しました。

それが時代が進むにつれ、身体の大きな外来種が入ってきたことで今や乗馬後進国の日本ですら、多種多様な馬種が見受けられます。

分類方法にはいくつかの方法がありますが、日本で最もポピュラーなのは軽種・中間種・重種といった体重による分類です。

軽種にはスピード特化型のサラブレッドなどが、重種にはパワーと体力重視のペルシュロンなどがいます。

中間種は読んで字のごとく、軽種と重種の丁度中間(実際にはどちらかに寄っていることが多い)のクォーターホースなどがいます。

現在スポーツシーンで使われる馬のほとんどは外来種です。

 

最後に…

ここまでの長文をお読みいただきありがとうございます。

ここでは馬の基本的な知識に関してお伝えしました。

身近な馬の意外な事実に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

妖艶で美しい馬の世界はまだまだ奥深さがありそうですね。

以上、『馬はどんな動物?』でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。