「ま・ご・わ・や・さ・し・い」おばあちゃんの食の知恵

 

食の便利さと引き換えに、食のバランスを失っている方へ。
今こそ、我々のおじいちゃんおばあちゃんが食べていた、日本人本来の食べ物を見つめ直してみましょう。
本稿では「ま・ご・わ・や・さ・し・い」に沿った食べ方をお伝えすることで、少しでも日本人としての食のバランスを取り戻していただける情報をお伝えします。

 

おばあちゃんの食の知恵

 

「ま・ご・わ・や・さ・し・い」ってナニ?

「ま・ご・わ・や・さ・し・い」どこかで聞いたことある人もいらっしゃいますかね?
実はこれは食べ物の頭文字なんです。

  • 「ま」=豆
  • 「ご」=ごま
  • 「わ」=わかめ(海藻)
  • 「や」=野菜
  • 「さ」=魚
  • 「し」=しいたけ(きのこ類)
  • 「い」=イモ

 

がその答え。

これらは「健康食」と言われている代表的なもの。栄養学的に見ても、ここにご飯などの主食が入れば食事のオールスターです。
健康食といっても、高価なものや貴重な食材ではありません。これらはみんな、おじいちゃんおばあちゃんの時代には当たり前だった日本の伝統的食材。
でも最近の日本人にとっては、少しだけ遠い存在になっていませんか?
家での食事ではそうでなくても、外食ではどうしても肉食中心になりがち。
野菜を食べている、といっても、サラダが多いと思います。
サラダはかさが多い分食べた気にはなるけど、茹でてみるとほんのひと握りになってしまうくらいの栄養分しか取れていません。
本来の日本人は、その土地でとれる新鮮な食材を食べていれば「ま・ご・わ・や・さ・し・い」を補えていたんだけど、今はそれが無くなりつつあります。
流通経路が整備され、世界各地の食べ物がスーパーに並び、チェーン店のレストランやファーストフードが点在しています。
こんな今だからこそ、何を選んで食べるのか?を自分で決めなくてはいけません。
「ま・ご・わ・や・さ・し・い」をはじめとした伝統的健康食と言われている食べ物には、肉では補えない不足している栄養素がたくさん含まれているんです。
肉が悪いわけではなく、肉ばかりだと足りなくなってしまっているものを意識して食べればいいんです。

バランスのいい6つのグループ

それでは、健康を保つための食材をグループに分けて紹介します。

  1. 魚(背の青い魚、小魚を中心に)
    ・牛や豚は一度に丸ごと一頭食べられないけど、小さめの魚は一尾全て食べられます。一つの生命体全てを食べることで、色々な栄養素が効率的に取れます。
  2. 乾物(切り干し大根、ひじき、寒天、わかめ、干しシイタケ、など)
    ・日本の伝統的保存食であるこれらは、干すことで栄養価が凝縮されます。
    例えば切り干し大根は生の大根に比べ、タンパク質は12倍、食物繊維は17倍にもなります。乾物は各種ミネラル、食物繊維の宝庫です。
  3. 青菜(小松菜、ほうれん草、春菊、パセリ、チンゲン菜、など)
    ・牛は草だけであれだけの体を作るんだから、青菜の実力はわかりますよね。付け合せの青菜でも、しっかりと食べましょう。
  4. 豆(大豆、納豆、さやいんげん、枝豆、など)
    ・豆は日本人の大切なタンパク質源。一緒にビタミンB群、鉄分、カルシウム、マグネシウム、食物繊維を一緒に取れるのも嬉しいです。
  5. 根菜類(にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、レンコン、里芋、ごぼう、など)
  6. ・根菜類は土の中で育っているだけあって、隠れた栄養素をいっぱい持っています。
    例えば大根おろしは消化を助ける酵素を持っているし、玉ねぎはビタミンBの吸収を助ける酵素を持っている。ずっしりと重い根菜類には、その分の効用が含まれています。
  7. 発酵食品(納豆、ヨーグルト、味噌、キムチ、チーズ、など)
    ・発酵させるということは、乳酸菌を増やすだけではなく、素材にプラスアルファのおまけをもたらし、素材だけでは考えられないほど、特定の栄養素を多くしたりしてくれます。
    キムチやヨーグルトに含まれる菌を味方につけて、体力を強化しましょう。

[伝統食は体の機能を向上させてくれる]

忘れていたものや今まで意識していなかったものがありませんでしたか?伝統食は先祖からの贈り物だと思って、有り難くいただいていきましょう。
これらはほとんどよく噛んで食べるもの。慣れるまでは違和感があるかもしれないけど、慣れてくると美味しさを発見できるようになります。
乾燥わかめ、切り干し大根、干しシイタケ、カツオ節といった乾物類はつい戸棚や引き出しにしまっておきがちだけど、台所の目につく場所に置いて、食材のトッピングとして活躍させる習慣をつけていきましょう。

[編集後記]

食のコンビニ化によって、いつでもどこでも美味しくて好きなものを食べられる時代になりました。だけど「コンビニ化」と反比例するように、「ま・ご・わ・や・さ・し・い」とは離れていると思います。食は自分のため。もっと言うと、自分の体のためのもの。我々日本人に合った食べ物を今一度見直していけたら良いですね。
【ま・ご・わ・や・さ・し・い〜おばあちゃんの食の知恵〜】、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。