意外と地味? 日本でよく見かけるコガネムシ5種!

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♪コガネムシは金持ちだ〜♪
の歌はみなさまご存知かと思います。
でも、実際のコガネムシはどんな姿をしているかピンとこない人も多いのではないでしょうか?
本記事では、日本でよく見ることができるコガネムシをご紹介します。

意外と地味? 日本でよく見かけるコガネムシ5種!

 

1.ナガチャコガネ

ナガチャコガネ
この『ナガチャコガネ』はおそらく、日本の玄関先やベランダで一番よく見かけるコガネムシではないでしょうか?
走光性(光に集まる習性)があり、夜に玄関前の灯りやベランダの網戸越しに灯りを求めて集まって来るので、目にする機会が多いのです。
よく見ると丸っこい体で、1センチ程度の大きさで可愛らしいのですが、茶色く地味、かつ多く見かける種なのであまりありがたみを感じないのですが、これも立派なコガネムシです。
しかしながら、さまざまな植物の根を食べるため、農産物に悪影響を与える害虫として扱われています。
このナガチャコガネとよく似た種に『クリイロコガネ』という種類もいますが、これはナガチャコガネより一回り大きい18mm~22mmなので、大きさの違いだけ理解していれば判別は容易でしょう。

 

2.マメコガネ

マメコガネ
続いてご紹介するのが『マメコガネ』です。
上記画像のように、玉虫色の金属光沢を放ち、見た目も美しいコガネムシです。
大きさは11mm程度と小さく可愛らしいのですが、食欲や繁殖力が旺盛で、農作物に損害を与える害虫として恐れられていますが、最近では日本国内で大きな被害を受けることはなくなってきているようです。
幼虫は植物の根や芋、腐食部分を食べて成長し、成虫は植物の葉を食べるので、根菜や葉野菜の栽培や園芸をしている農家にとっては憎い存在なのでしょう。

しかも、このマメコガネは日本固有種なのですが、1916年にアメリカに持ち込まれて定着しました。
その後は何年かに一度、農作物や家庭の芝、花壇に大きな被害を与え続けています。昔から『ジャパニーズビートル』と呼ばれて、侵入害虫の代表的悪役として疎まれ、恐れられているのです。

日本では、外来種が日本の固有種を駆逐し、生態系を崩しているニュースを見かけることがありますが、日本の固有種が海外で脅威になっているケースもあるのですね。

 

3.セマダラコガネ

『セマダラコガネ』もナガチャコガネほどではないものの、比較的目にすることが多いコガネムシです。
背中に斑模様のある体長10mm前後の比較的小さなコガネムシです。

セマダラコガネは面白い行動をすることでも知られており、外敵が体に触れると、瞬時に後ろ足をピンと伸ばして上方に持ち上げる体勢をします。
セマダラコガネ
上記の画像がそのポーズです。
これが、威嚇として効果的なのかはわかりませんが、なかなか興味深い行動ですね。
セマダラコガネの幼虫も他のコガネムシと同様に、植物の根を餌として育ち、最近ではゴルフ場の芝に被害を与えるので、かなり問題になっているようです。
成虫も、同様に植物の葉を食すので、花卉(かき)農家に被害を与えることもありますが、他の作物にはあまり影響はないようです。

 

4.コガネムシ

大変失礼いたしました。紹介が遅れましたが、ここで、ようやくその名もズバリ、『コガネムシ』を取り上げます。
コガネムシは体長は17〜23mm、赤紫の混ざった光沢の強い緑色でキラキラ輝き、とても美しい甲虫です。
コガネムシ
その美しさはまるで宝石のようですが、やはりサクラなどの広葉樹の葉を食害するので、農家の方にとってはありがたくない存在のようです。

 

5.カナブン

続いてご紹介するのは、やはりとても目にする機会の多い『カナブン』です。
カナブンの大きさは22~30mmとやや大きく、緑がかった銅色で、四角い頭部を持っています。
カナブン
体型も他のコガネムシの仲間に比べると、平べったい印象です。

カナブンは雑木林の内部や周辺でよく見られ、都会の公園でも多く見つけることができます。日中、活発に活動し、樹液を吸いにやって来たり、林の周辺を飛び回る。夜間も街灯に寄ってくるので、一日中目にする昆虫とも言えるでしょう。
普通の甲虫は、飛ぶためには、堅い前翅を立てて後翅を広げる必要があるのですが、カナブンは後翅と胴体の間に溝があって、前翅をたたんだまま後翅を広げるワザを持っています。そのためカナブンは飛行能力が高く、足場がなくても離陸することができるのです。

食性は幼虫の時は腐った樹木を餌とし、成虫は樹液を餌としているため、農作物に被害を与えることはありません。

 

あとがき

ここまでの長文をお読み下さり、ありがとうございます。

コガネムシは、かの童謡や宝石のような見た目の美しさから豊かさの象徴として親しまれていますが、実はコガネムシの仲間のほとんどが害虫として嫌がられてている存在であることがわかりました。
もちろん、都市部で生活している分には害はないのですが、農業に携わる方には死活問題であり、富とは少し違うイメージがあるようです。

あの童謡「コガネムシ」の真実は、私たちが認識しているコガネムシとは違う虫のようで、当メディアの別記事でも取り上げております。
是非こちらもご覧ください。
🔗「コガネムシは金持ちだ?この童謡に隠された衝撃の真実」

以上、
「意外と地味?日本でよく見かけるコガネムシ5種!」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。