私たちが生活していく上で、最も重要なものは「衣・食・住」の3つです。
そのどれが不足していても、豊かな生活とは言い難いでしょう。
本記事は、そのなかでも「住」の最高峰、世界で最も高価な家をいくつかご紹介します。
荘厳で美しい! 世界一高額な家ベスト3
1位:名称不明
- 金額:1兆5000億円
- 場所:スイス
- 所有者:不明
2015年に、世界で最も高額な家が竣工しました。
そのお値段は1兆5000億円!!
正直、金額が大きすぎて、どのくらいすごいのかがわからなくなりそうですが、もはや公共予算のレベルです。
わかりやすく例えると、日本のスカイツリーの事業費は約650億円なので、それが23本建てられるということです。
2442平方メートルの建坪で8部屋を持つこの邸宅は、リビングスペースが725平方メートルと広く取られ、特別な石製のワインセラーを持つ地下セラーは245平方メートル。4台分の駐車場も地下に作られており、テラスにはプールも設置されています。
確かに写真で見た限り、とても素敵な作りで、敷地も広いと言えますが、驚くほどの大きさでもないように思えます。
では、なぜそこまで高額なのでしょうか?
実はこの家、純金と白金を合計200tも使っているのです。それらを建築素材に使用しており、その価格だけで推定1兆円を越えます。
さらに、隕石やティラノザウルスの化石を削って作った石をフローリングに採用したり、非常に凝った高額材料がふんだんに使用されているのです。
なお、この邸宅は、具体的な所在地やオーナーは誰なのかといったことが伏せられており、謎に包まれています。
一度でいいので訪れて、屋内をじっくり眺めてみたいものです。
2位:アンティラ
- 金額:7947億円
- 場所:インド ムンバイ
- 所有者:ムケシュ・アンバニ氏
2010年10月に完成した、一見すると大変ユニークな建物は「アンバニ・ハウス」とも呼ばれ、インドの実業家ムケシュ・アンバニ氏によって建設されました。
地上約170mの自宅となっています。このビルは、通常であれば60階ほどになるところを、各階ごとの高さを多めにとって27階建てにした、贅沢な造りとなっています。
さらに、「アンティラ」には3つのヘリポート、6階建ての駐車場、スパ&ジム、空中庭園、さらには50席もある劇場、そして600人の使用人が働いているなど、さまざまな機能をつけた非常に贅沢なビルなのです。
しかし、この建物の所有者であるアンバニ氏は、こんな大豪邸を作っておきながら、未だに入居する気配がないというのです。
というのも、この「アンティラ」の建設に関与した企業の会長によると、この建物はインドの思想「ヴァーストゥ・シャーストラ」の中にある、古代インドの建築の原則に反しているそうです。
「ヴァーストゥ・シャーストラ」とは、どのようにヒンドゥー教の寺院が建てられたか、また太陽が登ることがいかに重要かなどを教える哲学です。しかし、アンティラの東側には、日の出を十分に享受できるほどの窓がありません。
この建物の所有者のムケシュ氏は、その思想を尊重するあまり、呪いを恐れ、アンティラでパーティを開くことはあっても、一晩を過ごすことはないというのです。
とてももったいない気がしますが、この建物を所有しているということ自体、偉大さを感じずにはいられません。
3位:ヴィラLeopolda
- 金額:584億8992万円
- 場所:フランス リヴィエラ
- 所有者:ミハイル・プロホロフ
この家は1902年にベルギーで国王レオポルド2世によって作られ、フランス側のリビエラに位置しています。
その後、この家はロシアの大富豪、ミハイル・プロホロフ氏が購入しています。
プロホロフ氏は大変なお金持ちで、NBAのプロ・バスケットボールチーム「ブルックリン・ネッツ」のオーナーでもあります。
プロホロフ氏は、バブル崩壊の時に1兆円近く失ったにも関らず、その後すぐに2000億近くする夏の別荘を購入したというエピソードも持っています。
この豪邸は27階建てで、寝室が19個、そして50人もの庭師がいると噂されています。100年以上の歴史もあり、「お城」と言ってもいいような風格すら感じられます。
別の角度から見ても、やはり大変に大きな建物であることがわかりますね。
最後に
ここまでの長文をお読み下さり、ありがとうございます。
今回取り上げた世界で最も高額な家は、いずれも大変に品や風格を備えており、非常に魅力的な建造物と言っても過言ではありません。
一生で一度でもいいので、これらの家を間近で見てみたいものです。
以上、「荘厳で美しい! 世界一高額な家ベスト3」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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