富裕層の方々の中にも、車好きの方は多いのではないでしょうか?
ここでは、豪華絢爛なクラシックカーの世界をご紹介します。
羨望の世界! クラシックカーの最高峰トップ3
1.クラシックカーとは?
クラシックカーの定義は、広い意味では、登場から30年以上が経過した車を指します。
ただ、現在一般的には、1960年代〜1980年代あたりの比較的新しい時期に生産された車は『旧車』と言われ、クラシックカーとは区別されることも多いようです。
イギリスの分類によれば、1971年より以前の車を「クラシックカー」とし、その年代によって次のように分類されます。
1886年~1904年 ベテランカー
ガソリン自動車ができた頃のパイオニア的な車。
1905年~1916年 エドワーディアンカー
クルマ好きのイギリスの王さまエドワード7世時代の車で、さまざまな創意工夫を凝らした車が多いとされています。
1919年~1930年 ヴィンテージカー
ヴィンテージとはよい葡萄酒ができた年という意味で、車でもこの時期には素晴らしい名車が多く輩出されました。
1931年~1942年 ポストヴィンテージカー
この時期は世界大恐慌、第2次世界大戦が勃発する頃で、自動車メーカーの淘汰も進みます。
1945年~1971年 ヒストリックカー
これから紹介するクラシックカーは、表に出てきている現時点の最高額ということになります。
1位:1963年型フェラーリ250GTO
最初に紹介するこの車は、2013年9月に「非公式」で落札された1963年型の『フェラーリ250GTO』で、そのお値段はなんと51億円!
このフェラーリ250GTOは、1962年から1964年にかけて39台のみが生産されました。とても希少なレーシングカーで、1969年には2,500ドル(約26万円)で売られたこともありましたが、その後値上がりを続け、天文学的値段にまで達してしまいました。
フェラーリの代名詞とも言える美しい赤が映える、大変に美しい車です。
2位:1957年製フェラーリ335Sスパイダー・スカリエッティ
前章で取り上げた『フェラーリ250GTO』が非公式なので、公式にはこれからご紹介するものが世界最高ということになります。
2016年2月5日にフランスのパリで開催されたオークションで、約42億円で落札された『1957年製 フェラーリ335Sスパイダー・スカリエッティ』です。
また、このフェラーリは、1957年の仏ルマン24時間耐久レースで、人気レーサーであるマイク・ホーソーン氏が使用した車ということでも知られています。
この車を落札したのが世界最高のサッカープレイヤー、バルセロナFCに所属するリオネル・メッシ選手。オークションで競い合ったのは、ライバル関係にあたるレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウド選手でした。その戦いに勝って、最終的にメッシが落札したのです。
もし、メッシがこのクルマを手放すことがあれば、”メッシが所有していた”という付加価値も付き、さらに高額になることも考えられます。
3位:1957年型フェラーリ250テスタロッサ
続いて紹介する車は、またしてもフェラーリです。
この『1957年型フェラーリ250テスタロッサ』は、レストア(老朽化したものを修復し、復活させること)されていないもので、米クラシックカー情報サイト『Hemmings』によると、推定で3980万ドル(約40億7200万円)の値がついたとのことです。
あとがき
ここまでの長文をお読み下さり、ありがとうございます。
今回、ご紹介した最高峰のクラシックカー、上位3点はいずれも『フェラーリ』という結果でした。
フェラーリは、時代を超えて人の心を魅了する芸術品にも近い車であると言えるでしょう。
4位以降には他の車種も登場しますが、今後少しずつご紹介したいと思います。
以上、「羨望の世界! クラシックカーの最高峰トップ3」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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