盆栽を始める人が最初に学ぶべき5つの基礎知識

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いざ盆栽の購入を検討している方へ

せっかく興味を持ったのだから、いますぐにでも盆栽を始めてみたいですよね。
そんなはやる気持ちを抑えて、まずは大切な基礎知識だけ学んでおきましょう。

ここでは、盆栽を長く上手に育てていくために、まず知っておきたい最低限の情報を厳選してご紹介します。

盆栽を始める人が最初に学ぶべき5つの基礎知識

 

基礎知識1:盆栽を育てるねらい

盆栽は単なる鉢植えの植物ではありません。
盆栽の目的は「宇宙」と例えられるような深遠な広がりを表現するところにあります。
鉢と植物という限られた空間で深い奥行きを表現する必要があるため、ただ植物を植えただけでは盆栽として面白味に欠ける作品になりがちです。
盆栽の奥行きには、精神的な意味も含まれます。
盆栽とはそれぞれの鉢ごとに一つの世界が作られていることが望ましく、鉢ごとの世界はそれぞれの作者の心の反映でもあります。
深い精神的な世界を感じ取れる点が盆栽の世界的な人気の理由でもあるわけです。

 

基礎知識2:木の種類

盆栽に使われる木のカテゴリーはぜひ覚えておきましょう。
盆栽に使われる木の種類は大きく分けて松柏類(しょうはくるい)と雑木類(ぞうきるい)の2種類があります。
松柏類とは松および柏のこと、雑木類とは松柏類以外の木のことです。
雑木類はさらに紅葉物(こうようもの)、花物(はなもの)、実物(みもの)に分けられます。
紅葉物とはモミジやカエデのように葉が色づく木、花物とは梅や木瓜(ぼけ)のように花を見て楽しむ木、実物とは柿や花梨(かりん)のように実をつける木のことです。
近年では木以外の盆栽も楽しまれるようになってきていますが、伝統的なテーマとして木の盆栽も高い人気を保っています。

 

基礎知識3:水と肥料のやり方

水と肥料の正しいあげ方を覚えておけば、盆栽がより美しく育ちます。
水加減は難しいため、盆栽の具合を見ながらあげることが重要です。
少なすぎれば盆栽が枯れますし、かといってあげ過ぎれば根腐れの原因となります。
土の表面を指で触ってみて、乾いているようなら水をあげるようにしましょう。
また、夏は水分が太陽熱でお湯になることを防ぐために、早朝に水をあげる必要があります。
冬は植物の生命活動も鈍くなり水もあまりいらなくなるため、あげすぎによる根腐れに注意しましょう。
肥料は月に1度か2度上げるくらいで十分です。
伝統的な肥料としては油かすなどがありますが、近年では盆栽専用の肥料なども売られており便利です。
それぞれの肥料の説明書通りに施肥しましょう。

 

基礎知識4:整枝

ピンセットやはさみ、針金などを使って樹形を整えることを整枝(せいし)と言います。
整枝では、ピンセットは余分な芽をつむために、はさみは余分な葉や枝を切り落とすために、針金は木をたわめて特殊な樹形を作り出すために使われます。
松などを使った盆栽では、木が斜め上に向かって流れている斜幹(しゃかん)という形のものがよくありますが、これは整枝の技法を使って作られます。
整枝は木の性質や健康状況などを見ながら行い、無駄な部分や見苦しい部分を取り除きます。

 

基礎知識5:置き場所

盆栽は基本的に屋外に置いた方が望ましいとされています。
その理由は、屋外の方が植物にとってちょうど良い日当たりや風通しを得やすいためです。
盆栽は1日の半分程度は太陽光を浴びさせることが望ましく、風通しが適度にあったほうが病害虫を防ぎやすいのです。
屋内で同じ条件を実現させようとすると、余分な手間や設備が必要になってしまうでしょう。
もちろん、夏場は太陽光が当たりすぎないよう注意したり、天候が荒れている時は室内に取り入れるといった工夫は必要です。
盆栽と自然をうまく付き合わせながら、健康に育つよう配慮してみてください。

 

最後に…

ここまでの長文をお読み下さり、ありがとうございます。

基礎知識を知ると、ますます盆栽への興味がわきますね。
お気に入りの盆栽を購入して、じっくり育てていきましょう。

以上、『盆栽を始める人が最初に学ぶべき5つの基礎知識』でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。