盆栽の鉢の上手な選び方 5つの要点

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ご自身でこだわりの盆栽を育ててみたいとお考えの方へ

樹木にこだわるのはもちろん、その土台となる鉢も最適なものを選びたいですよね。

ここでは、盆栽の美しさの重要な要素ともなる鉢選びの際にぜひとも守りたい原則をお伝えします。

盆栽の鉢の上手な選び方 5つの要点

 

要点1:水はけは良いか

鉢は盆栽の水はけに大きく影響します。 鉢に使われる材質には、素焼きの陶器、釉薬のかかった陶器、プラスチックなどがあり、このうちでは素焼きの陶器が最も水はけが良くなります。釉薬のかかった陶器やプラスチックでできた鉢は、器が水を通さないため排水を底部の穴から行います。そのため、素焼きの陶器以上に排水を意識していないと、水がたまって根腐れの原因となります。鉢を選ぶ時には、排水できるか注意して見てみましょう。

 

要点2:熱を持ちやすいか

植物には生育に適した温度条件があり、不適切な温度条件下では生育に影響が出てしまいます。鉢は土壌中の温度に関係してくるため、熱をためやすい鉢を使えば生育を助けられるでしょう。一般的に、素焼きの陶器でできた鉢は太陽熱をよく吸収でき、保温性も高いため盆栽を育てやすいです。また、夏場では鉢の中に溜まった水分が熱せられすぎて植物にダメージを与えることもあるため、排水性の良い鉢ならこのような事態を回避できます。

 

要点3:木に見た目が合っているか

盆栽には樹種や枝ぶりに合う鉢が存在します。 それぞれの木をかっこよく見せる方法にはある程度のルールが存在していますが、決まった型はありません。センス次第でありふれた木も美しく演出できる自由さも盆栽の魅力と言えるでしょう。見せ方のルールとしては、例えば、斜幹という樹形には長方形や楕円形の鉢を使った方が良いというものがあります。木を斜め上に向かって伸ばした斜幹の形は横から見た時がもっとも見映えするため、器も同じように横から見てかっこいいものを使うと違和感が出ません。

 

要点4:大きさは合っているか

盆栽に対してあまり小さい器を使うと、根詰まりを起こして最悪木を枯らしてしまいかねません。逆に、あまり大きすぎる器を使うと、見映えが悪いばかりか、根が広がってしまい植え替えの際に面倒です。そのため、盆栽の鉢はちょうどいい大きさのものを使いましょう。盆栽の鉢は木に合わせてちょうど良い大きさを用意する必要があり、木の丈と同じくらいの幅の鉢を用意すれば良いと言われています。

 

要点5:深さはちょうどよいか

大きさに加えて、鉢の深さにも注意しましょう。鉢の深さは盆栽の保温性に関わってくるため、深すぎる鉢を使うと土壌中の温度も低くなり木の生育が悪くなってしまいます。逆に、浅すぎると根詰まりを起こし、やはり十分な成長は見込めません。ちょうどよい深さの目安としては、植える木の幹の直径と同じくらいのものを選んでください。
樹種によってはわざと浅めの鉢に植えて根の張り具合を楽しむ技法が使われることもあります。

 

最後に…

ここまでの長文をお読み下さり、ありがとうございます。

鉢の選び方次第で、見た目はもちろん、盆栽の成育具合もかわってくるのですね。
盆栽の世界の奥深さには、ただただ感心させられるばかりです。

以上、『盆栽の鉢の上手な選び方 5つの要点』でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。