今も昔も盆栽ブーム!江戸時代を席巻した盆栽5選

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盆栽を趣味としている方へ

盆栽の歴史は長くその中でも人気の盆栽があったら知りたいですよね。

本記事では歴史的人気だった盆栽をご紹介いたします。

今も昔も盆栽ブーム!江戸時代を席巻した盆栽5選

 

朝顔

現代では小学校での教材として用いられることもある朝顔ですが、江戸時代には大きなブームを巻き起こした植物でした。江戸時代に園芸ブームが幾度となくまき起こった背景としては、苗の値段が安価であったこと、限られたスペースでも手軽に楽しめたことなどが挙げられますが、その中でも朝顔は特にお手軽な品種として人気を集めました。当時の人気はすさまじく、「朝顔師」という職業が作られ盛んに品種改良が試みられたり、「朝顔連」という同好会が全国の都市で作られていました。
今も朝顔を育ててみれば、江戸市民を魅了した奥深さが味わえるかもしれません。

 

万年青(おもと)

万年青のブームは現代人には若干理解しにくい面もあるかもしれません。それというのも、万年青は花や実は観賞対象にならず、もっぱら葉の模様や質感を楽しむ植物だったからです。しかも、万年青は当時の武家を中心として大いにもてはやされており、現在の価格に換算して1億円という高値が付けられることもありました。記録によれば、江戸城落成の際に万年3鉢を贈られた徳川家康は大いに喜んだとも言われています。
現在ではそれほど振り返られることもない万年青ですが、深みのある緑は目に優しく心を落ち着かせてくれます。往時をしのんで育ててみてはいかがでしょうか。

 

カラタチバナ

カラタチバナは漢字で「唐橘」とも書き、似た種類のマンリョウと並んで庭木としてもポピュラーです。緑色の葉と赤い実の対比が美しく、正月の縁起飾りとして用いられることもあります。
江戸時代にはカラタチバナの葉に斑の入った品種がもてはやされ、100両単位のお金で取引されたこともありました。その名残として現在でもカラタチバナに「百両金」という別名が残っています。
かつて高値で取引された植物を安く買えるとは、現代は江戸の園芸家にとっては夢のような時代なのかもしれません。

 

福寿草

黄色く可愛らしい花を咲かせる福寿草も江戸時代を通して人気が高かった花でした。福寿草は一年間の幸福を願って正月に飾る風習があり、名前もその風習から来ています。
江戸時代には他の園芸植物と同じように盛んに品種改良が試みられ、彩色図譜(図鑑)も出版されるほどでした。カラタチバナや万年青のような高値で取引されることはありませんでしたが、現代価格に換算して万単位で販売された時もあったようです。

 

ヤブコウジ

ヤブコウジはきれいな赤い実をつける植物で、新緑の葉と合わせてお正月飾りとしても有名です。江戸時代にはヤブコウジは庭木として一般的な品種であり、鉢に活けて栽培されることもありました。特に人気に火がついたきっかけは、品種改良によって斑入りの葉を持つヤブコウジが作られてからです。斑の美しさを競って江戸時代の人々は盛んにヤブコウジを栽培しました。
余談になりますが、明治時代には日清戦争勝利による需要増大を見込んで1,000万円以上(現代の価値に換算)の値段がつけられたこともありました。残念ながら需要の増加はなかったため多くの苦境を呼び込んだ罪作りな植物でもあります。

 

最後に…

ここまでの長文をお読み下さりありがとうございます。

江戸時代から、連綿と盆栽の魅力、盆栽のブームは続いていますね。

以上、「今も昔も盆栽ブーム!江戸時代を席巻した盆栽5選」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。