盆栽樹形スタイルの幻の上級技をご紹介

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世界に1つだけの盆栽を嗜み、喜びに包まれている方へ

どうやら盆栽の世界は無限に広いようで、より高度技術を身に付けたい人が多いようです

本記事では、高度上級者にしか不可能?とも思われる樹形スタイルをご紹介します

盆栽樹形スタイルの幻の上級技をご紹介

 

1.文人木(ぶんじんぎ)

文人木とは、細長く伸びるように仕上げた樹形のことです。ただ単に細長く伸ばしただけではなく、文人が好みそうな幽玄な味わいを帯びていなければなりません。

使用される樹種としては赤松や五葉松がよく用いられます。

文人木は見た目が弱弱しく頼りなさすら感じられますが、生命の力強さを感じさせてくれます。ゴージャスな盆栽に飽きたら、わびさびの境地を求めて作ってみてはいかがでしょうか。

 

2.蟠幹(ばんかん)

盆栽の樹形で左右に折れ曲がった形を「模様木」と言いますが、蟠幹とは模様木よりも曲がりが激しい樹形を指します。

また、幹にねじれが加わっている場合もあり、模様木よりも動的な印象を伝えてくれます。針金がけなどで人為的に作ろうとしても難しいため、作成方法をモノにするまでは少なくない時間がかかるでしょう。

用いられる樹種としては松や柏が一般的です。

 

3.筏吹き(いかだぶき)

筏吹きとは、一本の倒れた幹から複数本の枝が生えている盆栽のことです。森に生えている木では、何らかの原因によって倒れた木から枝が幹のように伸びることがあります。

筏吹きは同じ現象を人為的に起こした樹形で、寄せ植えのように複数の樹勢から生まれる動きが見ていて楽しく飽きさせません。

筏吹きとよく似た樹形に「根連なり」というものが存在します。これは筏吹きと似た見た目の樹形ですが、根から幹が生まれている点が異なっています。

 

4.石付き

普通の盆栽は鉢植えと土を使って育てられますが、代わりに石と少量の土を使って育てる方法も存在します。この技法は「石付き」と呼ばれ、その名の通り石に根付いているかのような樹形が特徴的です。

石付きは岩崖に生えた木のような非常に味わいのある見映えを実現でき、 多くのファンを獲得している樹形です。石の形や樹勢によっても味わいが無限に変化するため、刺激的な盆栽が楽しめるでしょう。

作成までの時間も長く育成の難易度も高い上級者向けの樹形ですが、挑戦する価値は十二分にあります。

 

5.舎利幹(しゃりかん)

舎利とは仏教用語で骨を指す言葉で、舎利幹とは幹の部分が枯れ白色に風化した盆栽のことです。舎利幹には松柏類を使うことが一般的で、ナイフなどで幹を削って作る方法が一般的です。

また、石灰硫黄合剤という農薬を塗って白色を増す仕上げが行われることもあります。 うかつに木を傷つけると水を吸い上げる経路をつぶし殺してしまいかねません。注意して舎利幹を作りましょう。

舎利幹で使われるほかの用語としては「神(じん)」というものがあり、これは白色に枯れた枝を指します。

 

最後に…

ここまでの長文をお読み下さりありがとうございます。

盆栽の技術を匠に磨いていくことと、楽しみ心を一緒に育てていきたいですよね。

素晴らしい盆栽ができたら是非取材にお伺いさせてください。

以上、「盆栽樹形スタイルの幻の上級技をご紹介」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。