アラブ富裕層のステータスにもなっている猛禽類 その最高価格

アラブ富裕層のステータスにもなっている猛禽類 その最高価格

ワシ、タカ、ハヤブサ、フクロウなどの猛禽類は、普段暮らしている中ではあまり馴染みがないかも知れません。
ましてや、ペットとして飼育することはもっと考えにくいものかも知れません。
しかし、アラブの富裕層では、猛禽類の飼育はステータスとなっており、高値がつけられております。
今回は世界でも最も高価な猛禽類についてご紹介します。

アラブ富裕層のステータスにもなっている猛禽類 その最高価格

 

1.ハヤブサ

価格帯:10万〜1000万円
ハヤブサ
冒頭でも述べましたが、『ハヤブサ(Falcon)』はアラブの人たちにとても大切にされてきました。
アラブ首長国連邦(UAE)の国鳥がタカにされているほど、特別な存在なのです。
この地域ではタカと言っても正確にはハヤブサのことを示しているため、本記事ではハヤブサで統一します。

ハヤブサとは

ハヤブサはその名の通り、飛行速度の速い猛禽類です。
獲物をハントする際、ハヤブサは急下降を行い、その際に獲物を捕らえたり、地面に叩きつけるなどの手段で狩りを行います。
急下降時の最高時速は390kmを記録しています。

価格について

価格は、安い個体では10万円から購入できますが、血統の良いものや見た目の美しい個体には100万円以上の値がつきます。
アラブでは非常に大切にされている鳥という事情から、富裕層の間ではハヤブサを飼育することはステータスになっています。その影響もあって1000万円の値がついた例もあり、所有者はUAEのシェイクモハメッド副大統領のご家族だそうです。
その1000万円のハヤブサがこちらです。
1000万円ハヤブサ

鷹(ハヤブサ)狩りの盛んなアラブでは、ハヤブサをフリーフライトで狩りをさせ、それを楽しむ伝統があります。
フリーフライト(=紐に繋がずにハヤブサを飛ばす)ということは、その個体をロスト(行方不明)してしまうリスクも存在あります。
そのためハヤブサにセンサーを取り付け、追跡できるように対策もされているのですが、そのセンサーのお値段も100万円単位ととても高額。
さらには、専門のトレーナーを雇用してハヤブサに調教を施す必要もあるので、日々の維持管理にも高額の費用が求められます。

入手

日本においてもハヤブサの入手は可能です。
価格は30〜60万円が相場です。
猛禽類を扱っているショップに問い合わせ、直接来店し、高い知識を持ったスタッフに相談して購入を検討することをおすすめします。
ハヤブサを購入しても、ただ飼育するだけでは面白いとは言えません。
やはり、調教して手に据えたり、飛ばしたりすることがこの子たちの醍醐味。
まずは取り扱いのあるお店を訪れて、生の魅力を感じていただきたいです。

参考動画
『ハヤブサ フリーフライト』

 

2.オウギワシ

価格帯:500万円前後

オウギワシ

先にお伝えしたハヤブサは、鷹狩りという文化やステータスに基づいて価格が定められていましたが、『オウギワシ(Harpy Eagle)』はシンプルに入手困難という理由で、高額な価格がついています。

オウギワシとは

オウギワシは猛禽類最大の種で、平均的なメスの大きさは全長(頭から尾羽まで)100cm、翼開長200cm、体重5〜9kgに達し、空を飛ぶ鳥類の中で最も重く、12kgを記録した個体もいたとのことです。
生息地はメキシコの南部からアルゼンチンの北部にかけて分布しており、このオウギワシもパナマの国鳥に指定されているほど広く愛されている鳥なのです。

また、オウギワシは非常に力強い足と鉤爪が特徴的な大型の猛禽類で、その握力は140kgにも達し、猛禽類の中でも最強だと言われています。
狩りも非常にパワフルで、猿やナマケモノ、イグアナが木にしがみついていても、そのままおかまいなしに力ずくで引き剥がし、巣に連れ去っていきます。

価格について

このオウギワシは、密猟や生息地である森林の破壊によって数を減らしました。世界に300羽程しか生息しておらず、絶滅危惧種に指定されています。
現在は、ワシントン条約によって国際的な取引が厳しく規制されており、市場に出ることは非常に稀で、その際の価格は500万円と考えられています。

入手

入手は上記にも述べた通り、非常に困難であります。
やはり、信頼できる猛禽類を取り扱っているショップへの相談が必須です。
実際に、個人で飼育している人は世界でも極少数です。
また、入手できた場合も特定動物に指定されているので、お住いの都道府県知事の許可が必要です。

しかしながら、飼育することが可能であれば、きちんと調教を施せばオウギワシと信頼関係を築くことも可能です。
あの神々しい姿をした強く美しい鳥が、自分の腕に止まることを想像するだけでも鳥肌が立ちそうです。

実際に調教(トレーニング)をしている動画を紹介します。
『DesafioFALCOARIA』

 

あとがき

ここまでの長文をお読み下さり、ありがとうございます。

今回、猛禽類の最高峰をご紹介するにあたり、2つの究極のついて取り上げました。

  1. 文化・付加価値によるもの
  2. 純粋な希少性のよるもの

いずれの鳥も、とても美しく、自然界で生き抜く強さをもった尊い生き物です。
猛禽類は飼育にあたり、きちんとした方法論にそってトレーニングをすれば絆を作ることが可能な野生動物です。
この記事が関心をもって頂くきっかけとなればこれほど嬉しいことはありません。

以上、
「アラブ富裕層のステータスにもなっている猛禽類 その最高価格」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。