圧巻! 世界最大級の伝説的ダイヤモンド!!

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2016年2月15日、鉱山開発会社のルカパは、アフリカのアンゴラで、404.2カラットの巨大ダイヤモンドが発掘されたと発表しました。発見されたダイヤモンドは、幅が約7センチ、重さが約80グラムで、Zippoライターを少し大きくしたサイズです。
非常に透明度の高いダイヤモンドで、その価格は50億円以上にのぼると予想されています。
これはアンゴラ史上最大のダイヤモンドだということです。
では、世界一大きなダイヤモンドの原石の大きさはどのくらいなのか?、他にも巨大なダイヤモンドがあるのか?など、気になったので調べてみました。

圧巻! 世界最大級の伝説的ダイヤモンド!!

 

1.カリナン:3106カラット

  • 発見日:1905年1月26日
  • 産出国:南アフリカ
  • 重さ:621グラム

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カナリン』という名は、その鉱山を所有していた会社の持ち主であったトーマス・カナリンにちなんで名付けられました。
その後、『カナリン』は鉱山があったトランスバール州政府に買い取られ、イギリスのエドワード7世の66歳の誕生日に献上されました。
エドワード7世は、『カナリン』をカットするために、アッシャー・ダイヤモンド社に依頼し、アッシャー率いる3人の研磨職人がカットを行ったそうですが、数ヶ月をそのダイヤモンドの分析に費やしました。

そしてついに1908年に、最初の分割が行われたのですが、割るために使った工具のほうが壊れてしまいます。
翌日から毎日この分割作業が行われましたが、失敗の連続で、職人達は緊張の連続で、ストレスが溜まっていきます。

そして数ヶ月後、最も良い形に割ることができましたが、アッシャーはあまりの疲労と緊張で気絶してしまったそうです。

その後、『カリナン』は大小合わせて100個以上にカットされました。
その中でも大きい9つのダイヤモンドには1〜9の番号がつけられました。
それらは現在もイギリスで厳重に管理、展示されています。

  1. カリナン第1(530.20ct)世界最大のカットダイアモンドで、グレート・スター・オブ・アフリカと呼ばれエドワード王の王笏(君主が持つ象徴的かつ装飾的な杖)にセットされました。現在、ロンドン塔の中に陳列されています。
  2. カリナン第2(317.40ct)世界第2のカット・ダイアモンドで、インペリアル・ステート・クラウンの正面にセットされました。現在、王室財宝の一つとして、ロンドン塔に陳列されています。
  3. カリナン第3(94.40ct)クイーン・メアリー・クラウンの頂点にセットされ、取り外してカリナン第4と共にペンダント・ブローチとして着用することができます。メアリー女王の肖像画の多くに、これら2つの宝石を着用したものが見られます。
  4. カリナン第4(63.60ct)クイーン・メアリー・クラウンの飾環の前面に付けられていましたが、取り外してペンダント用宝石として用いられています。
  5. カリナン第5(18.80ct)初めは、メアリー女王のためのブローチにセットされました。その後、クイーン・メアリー・クラウンの飾環に付けられています。
  6. カリナン第6(11.50ct)初めは、エドワード王が王妃のアレクサンドラ女王に贈りました。現在では、エリザベス2世女王によって、エメラルドとダイアモンドのネックレスのドロップ石に用いられています。
  7. カリナン第7(8.80ct)すべてが小さなダイアモンドからなるブローチの下げ石にセットされています。
  8. カリナン第8(6.80ct)カリナン第7と共にブローチの中心にセットされています。また、このブローチは現女王が使用しています。
  9. カリナン第9(4.39ct)メアリー女王のために作られた曲がり爪の指輪にセットされています。

 

2.カロウェAK6:1111カラット

  • 発見日:2015年11月16日
  • 産出国:ボツワナ
  • 重さ:222グラム

この記事の冒頭で触れたのがこのダイヤモンドで、トップ画像が、この原石です。
カロウェAK6』と名付けられました。

このダイヤは、カナダのダイヤモンド探鉱会社『ルカラ社』が発見しました。
ボツワナのカロウェ鉱山で採掘されたこのダイヤモンドの原石は、縦65ミリ、横56ミリ、高さ40ミリと、卵とほぼ同じくらいの大きさです。

このダイヤモンドの発見で、ルカラ社の株価は急騰し、販売への問い合わせも殺到したようです。

 

3.エクセシオー:995カラット

  • 発見日:データなし
  • 産出国:データなし
  • 重さ:199グラム

現在の世界最大である『カリナン』が発見されるまで世界一の大きさだったのは、『エクセシオー』と呼ばれるダイヤモンドです。
情報が大変に古く、産出国や発見された時の情報は見当たりませんでしたが、その『エクセシオー』のカットに成功し“世界一のカット職人”の名声を得ていたジョセフ・アッシャー(アッシャー社)は、その実績からカリナンのカットも手掛けることになったのです。
アッシャーは「アッシャー・カット」というダイヤモンドのカットの技法を生み出し、さらに改良を重ね、アッシャー社は「ロイヤル・アッシャー・カット」を開発。ダイヤモンドを最も美しく輝かせるカット方法としてその技術を誇っています。

 

4.スター オブ シェラレオーネ:968カラット

発見日:1972年2月14日
産出国:シェラレオーネ
重さ:193.78グラム

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スター オブ シェラレオーネ』は他に挙げた物と異なる点があります。
それは、他のダイヤモンドが採掘によって発見された物に対し、このダイヤモンドは川や海岸に運ばれる砂や土に混じって産出されたもので、それを漂砂鉱床といいます。『スター オブ シェラレオーネ』は漂砂鉱床で得られた世界最大のダイヤモンドなのです。
しかし、このダイヤモンドの原石が売りに出された時、売り手が匿名だったことも影響したのかあまり高い値がつきませんでした。競売額はどれも250万ドルという最低価格に届かず、数ヵ月たっても交渉は足踏み状態で一向に話がまとまらなかったのです。

ようやく買い手がつき、いざカットをしようとしたものの、このダイヤモンドには内包物が多く含まれていました。
落札者であるハリーウィンストンは、フローレス(全く傷や曇りを含まない希少なダイヤモンド)にこだわり過ぎたためか、968カラットだった原石は17個の石に分けられ、その合計は238.48カラットにまで削られてしまいました。
フローレス自体大変に貴重なもので、一般の宝石店ではまず流通しないと言われるものなのですが、少しもったいないような気もします。

 

あとがき

多くの人々の心を魅了する宝石達。なかでも一番の輝き、美しさを誇るダイヤモンド。
原石の持つ潜在的な魅力を最大限に引き出す技術にはため息が出るほどです。
人類の向上心が持つ美しさを体現した輝きのようにも思えてなりません。

以上、
圧巻! 世界最大級の伝説的ダイヤモンド!!」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。